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サッカー観戦の魅力とは

こんにちは。EUROが盛り上がり、もう少しで終わりを迎えますね。
私はサッカー観戦が好きですが、なぜかと言われると「小学生の時に習い事でやっていたから」という釈然としない回答になってしまいます。そこで今回は改めてサッカー観戦の魅力について考えて整理したいと思います。

【サッカーは点が入らない競技である】

まず感じたのがサッカーは点が入りにくい競技ですよね。人によってはこれが嫌という人もいるかもしれません。でも私は不確実なことが起こりやすいという意味で、すごく面白いと思います。弱小国でも何とか1点を奪って、あとは全員で守備をするみたいな戦術で強豪国に勝ってしまうこともあるわけです。日本がスペインやドイツという格上に勝ち、大盛り上がりしたのも記憶に新しいですが、こういうことって他のスポーツではあまり無い気がします。例えば卓球は1セット11点先取で3〜4セット先取のゲームが多いですが、さらに団体戦ともなれば、日本が卓球王国の中国に勝つことは期待しづらいし、実際に勝てていない現状があります。スポーツ公営くじでtotoがあるのも、サッカーは勝敗の予想がつきにくいということが要因の一つとしてあると思います。そして当然と言えば当然ですが、点が入りにくいからこそ、点が入った時の感情の起伏は大きいです。その1点によって試合の流れや選手の市場価値さえも変わってくるので、観ている側も一喜一憂してしまいます。

【サッカーはチーム競技であり個人競技でもある】

圧倒的なスター選手による個の突破力もあれば、チーム全体でパス回しから勝機を見出す場面もあり、もちろん監督による采配もあり、それらの相互依存性によって成り立っているところが好きなのかもしれません。例えば、野球で凄腕のピッチャーがいたり、バレーボールで高身長のスパイカーがいると、その選手がいるチームは非常に勝ちやすくなる気がしています。対してサッカーは、1人に対して複数人でプレスすることも可能ですし、身長が高いからといって点が奪いやすくなるとも限らないので、その意味でチームスポーツとしてフェアな印象を抱きます。また、イングランド代表やレアル・マドリードのような超スター軍団でも圧倒的な点差で勝てる試合はそんなに多くないという事実から、選手同士の相性や戦術面が及ぼす影響も非常に大きいと思います。例外として、PKストップするゴールキーパーや、フリーキックで決めてしまうストライカーなど完全に個人が試合を決めてしまうような場面もあり、それはそれで適度にあるから面白いんですよね。

【サッカーは攻撃と守備が連続的に切り替わる競技である】

他に代表的なものはバスケットボールやハンドボールですが、ターン制ではない球技は意外と限られています。当の選手はずっと走り続けることになるし、観ている側も目が離せなくて大変ということはありますが、チャンスが時事刻々と現れたり消えたりするのが競技として面白いなと思います。またサッカー初心者の頃は攻撃陣ばかり注目していましたが、いろんな解説を聞く中で、守備陣も同じくらい重要なポジションであることに気づき、その視点を持つとサッカー観戦がより一層面白くなりました。「アンカー」とか「偽サイドバック」とか「ロングカウンター」とか「しぼる」とか…小学生の頃は知らなかったです。

【サッカーはデータが蓄積されやすい競技である】

これはメジャースポーツに共通する利点でもあります。世界的に競技人口が多く、人気なスポーツは試合数も圧倒的に多いので、いろんなデータが集まります。いわゆるスタッツというやつです。勝率や、得点数、アシスト数、パス成功率など…選手ごとに追うもよし、国ごとに追うもよし、クラブごとに追うもよしなのです。また移籍市場もかなり流動的であっという間に変わって行くので、選手や監督の去就を追いかけるのもサッカーの醍醐味と言えそうですね。

以上のように、いろいろな角度から分析をしてみました。面白さを言語化することで、日常の解像度が上がるのかもしれません。

おしまい

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