効いちゃうパンチ。

“見えているパンチは耐えれる“とおっしゃってる。
“見えないパンチは効いちゃうんだという。

これはAPAs(予測的姿勢制御)の話。

意識下、予測下で四肢の動作の前に、動作のための安定のため、代表的には腹横筋や内腹斜筋が働く(APAs)。他にAPAsに働く筋はあるけどね。
無意識下、予測不能下では働かない。
支持基底面が狭くなれば、これまた働きづらくなる。

四肢だけか?
意識・無意識に1番働くのは視覚だから、頭頸部の安定にももちろん働く。
踏み込んだ時に、力のベクトルに対して支持基底面の狭い見えない軌道でのカウンターのフックは効いちゃうことが多いんじゃないかな。。。

無意識下を減らすには、視覚機能にストレスがかからず、機能を充分に働かすための距離と位置設定がすごく重要になる。

おもえば那須川さんのスタイルは完璧な距離感とポジショニング。

相手も意識化で過緊張してしまっているのかもしれない。
過緊張でスピードや反応は鈍り、那須川さんはさらにそのギャップも手伝い、さらにさらに超高速移動に観えてしまうのかも。

あんな殴り合う競技の中で“当たらない“を体現するのは、近い距離で無意識下でのパンチの応酬の中KOするより、圧倒的にすごいと思ってしまうが、いかほどでしょう。
逃げ回るのではなく、圧倒的にパンチ当てているし。押し込んでいるし。

歯医者の戯言でした。
よろしくどうぞ。

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