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僕はロングポテトを作りたい

かつて、ロングポテトを作りたいと思った日があった

ある日、僕はロングポテトを作りたくなった。
作りたくなったのであって、食べたくなったわけではない。
作って食べたくなった。というのが正確だろうか。

ロングポテトっていうと、最近流行の長いフライドポテトだ。

つまりこれ。

食べるだけならフレッシュネスバーガーに行けばいいのだけど、自分で作りたいのだ。
とはいえ作り方がまったくわからない。
ポテトだからジャガイモなんだろう。
でもそんな長いジャガイモあるんかいな。

そんなとき、ロングポテトが生まれる瞬間に出会った。

あれは確か、大山だ。
鳥取県の大山。だいせん。

だいせんホワイトリゾートにスキーに行った帰り、スキー場から駐車場までの間の露店で売っていたのだ。
コーヒーを買って一服しようと思ったら、ロングポテトいかがですかと店員のお姉さんに言われた。

ご存じの方も多いと思うが、僕はお勧めされるとじゃあそれもと言ってしまう人なのだ。
なので、コーヒーブレイクのお供はロングポテトになった。

露店の裏の方で、もう一人の店員のお兄さんがところてん押出機みたいなやつで何かを出していた。

僕が頼んだロングポテトだ!

まさかロングポテトはイモのタネを押し出して作っていたとは。

そうやって作るのか。
知ってしまった僕は無敵だ。

ひとつひとつは小さな火だが、二つ合わされば炎となる。炎となったガンバスターは無敵だ。

美味しくイモを食べた後、家に帰って早速、探検隊は密林の奥地に出発した。

炎となったガンバスターの探検

出発早々、あっさりと結構いっぱい出てきた。

どれにしたらいいのかわからない。
だいせんホワイトのお兄さんは据え置きみたいな奴を使ったいた気がした。
よく覚えてないけど。

たっけえ!
いくらなんでも高い。
炎となったガンバスターは無敵とはいえ、お財布には限度がある。

かといって、サクラチェッカーで真っ赤っかの奴を買う勇気もない。

なので、サクラチェッカーでそれなりにマシだったやつを買うことにした。

高いのと安いのの差はわからない。
そして買ったときはもっと安かったのに、記事書くので履歴を遡ったら急に値上がりしていてびっくりだ。

はたして、密林での収穫は無事に終わったのであった。

努力と根性では越えられない壁

道具があれば後は材料だ。
幸い、我が家には牛乳を混ぜてコネコネすればマッシュポテトになる粉がある。(記事執筆時点では「あった」)

とりあえずこれ使ってやればいいだろう。
どうせ、イモなんてどれでも同じ。

そう思っていた時期が僕にもありました。
そう思っている人もいると思います。

一回しくじればいいんだよ。
しくじり先生は何でも教えてくれるはずだ。

マッシュポテトを作って、押し出してみためはロングポテトになったものを油に投入!

崩壊!!!

油を吸っただけのかつてマッシュポテトだったものが無残な姿で…。

だめだったっぽいよ。
マッシュポテトはちゃんと衣を付けてコロッケにしてやるべきでした。
もしくはポテサラ。

やはり道具と材料が合わさってちゃんとロングポテトになるのだ。
少し考えればわかることだが、ちょっとでも節約いようと思ったあたりでもうだめだった。
ファーストペンギンになるためには、ある程度の投資は必要である。

買うべきはラスのロングポテトの元だ。

スキーのメンテでお世話になっているスポーツ3110さんも言っています。
「技術より道具」だと。

とりあえず1人前100gらしいので、1キロ入りは10人分だ。
10人前だとあっという間になくなる気もするが、なくなってから考えればいいだろう。

1キロで買うと当然割高なので1人前230円くらいする。
販売価格にすると500円くらいだろうか。

案外、露店の値段は妥当なんだなと思った。
人件費やショバ代、油代、容器代もかかっているわけだし。

そんなこんなで作った。

これは50グラムで作ったのでそこまで長くはない。

あと、作ってわかったのだけど、押し出した直後は形が崩れるのでまな板の上に押し出してはいけない。

だからこういう商品もあるのだなぁと。

ただ、これはケチればキッチンペーパーの上に押し出して、キッチンペーパーごと揚げてしまえば解決する。

揚げるのにはコツがいるが、フライパンに油で揚げることはできたので、これでやっていこうと思う。

定番商品になったらいいなぁ。
そんなわけで、僕のキッチンカーにロングポテトがメニューに加わることになりました。

オチは特になく終わりです。

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