好きな女の日記

YAIBAが再アニメ化するんだって
ペルソナQのプレイ動画を見ながら久しぶりに日記を書く

わたしが小学生に入る頃、始まったばかりの名探偵コナンが流行っていた
自分と同じ歳の子どもが主役な上に、はじめて触れるミステリーというジャンルが小学校一年生には刺激的すぎて、
新刊が待ちきれずわあわあ言っていたら親が「同じ作者の他の漫画を買ってみたよ」とまじっく快斗を渡してきた
それから、4番サードも短編集も読んだ
どれも面白かった、特にミニミニ大作戦ででかい弁当食べてるシーン好き

そのあと長いから後回しにしていたYAIBAも全巻読んだ、子どもは薄情なもので、そのうちコナンには飽きてしまった
ここからはYAIBAの思い出を…といいたいところなんだけれど、なんとストーリーもキャラクターもシステムも始まりも終わりもなにも覚えていない

それでも、YAIBAはかなり思いれ深い漫画で、それはエメラルドがいるからだった
私にとってのYAIBAは砂塵の中に立つピラミッドでしかない、そこには宝石の名を冠したアンドロイドの姉妹が待っている
末の娘のエメラルドは守ることしかできない出来損ないで、スパイとして鉄刃たちに近付くのだが、最期は心に愛を宿し彼の身代わりとなって壊れてしまう

作品を読んで特定のキャラクターを好きになって絵を描いた一番古い記憶がこのエメラルドだった
おなじ巻ばかり何度も開いて横に並べて絵を描いた
YAIBAの内容は何一つ覚えていないけど、機械である彼女のビジュアルやその生き様は子どものわたしには衝撃的だった
その次のキャラクターはFF7のユフィとか、時オカのサリアまで飛ぶと思う、それからビックリマン2000の保護観音とか
これは全部小学校後半の記憶だから、やっぱりエメラルドの記憶は1人だけ相当古い

今朝アニメ化のニュースを見て、うどん茹でながらそのことを考えていた
スパイとして近付いてきたのに、愛ゆえに寝返り誰かを守って死んだのか…エメラルド、この無愛想で悲しい女…
ペルソナQの動画を1.25倍速で流し見しながら、ほとんどチドリじゃん…と思って笑った
30年近く経ってもいまだにわたしはこういう自己評価が低くて無愛想なうえに依存癖で自己犠牲型のヘンな女ばっかり好きになってるんだ

ちなみにこの鬱っぽい女と対照的な躁っぽい女も好きで、それは明るいけどいかれててキチガイとか魔女扱いされてる一人称がぼくの女ってジャンル、ピンク髪なことが多い

男のキャラクターは逆光メガネの先輩と、
軽率で女が好きで、人に変なあだ名をつけて呼んだりしょうもない冗談を言う男が好き
で、その好みととまるでかけ離れたほぼ唯一のキャラクターなくせに、なぜか今だに気持ちの傍においたまま生きている伊武とかいう男がいるんだけど

よく考えたら、伊武は自己評価こそ高そうなものの、無愛想で依存型で自己犠牲のヘンな男だから、女の好みには当てはまってるんじゃん、とうどん食べながら気付いた
若いわたしは伊武のこと女だと思ったの？髪長いし
そんなんでこんなところまで連れてきちゃったのか、適当な人間で申し訳ないな

YAIBAのアニメってそもそも見てないんだけど、ピラミッド編はアニメになっていないらしい
ピラミッド編まで行くなら見たいなあ、なんか驚いてしまうかもしれない、エメラルドってどんな声なんだろう

まるでまとまりないけど、今日の日記はここまで