情報リテラシー論 第6回

キュレーションが必要な訳

購入前に情報収集や比較検討しな消費者が日本では6割弱になっている。
これは、購入時に情報選択ストレス・買い物タイミングストレス・モノ選択ストレスを感じると人は購入意欲失うからだという。

そんな情報溢れる生活には「キュレーション」が重要になってくるのである。キュレーションとは、「無数の情報の海の中から、自分の価値観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。」という意味だそうだ。
2009年には、現在は終了したがNAVERまとめやtogetterなどのキュレーションサイトが開始された。インターネットのみならず、書店などでも「1万円選書」などという、キュレーションサービスも始まっていた。
SNSでも同じことが始まっている。Facebookに始まり、twitter、instagram、Lineもキュレーションが行われるようになった。
そのキュレーションも落ち目になり、今度はバイラルメディアという、他人の投稿をまとめるサイトが普及し始めた。

私は、このどちらにも危機を感じている。この二つは情報過多のこの時代には必ず役に立つ機能であるが、逆に捉えたら「自分の見たい情報しか見ない」という選択が無意識的に行われることにもなる。自分の好みと異なる情報を見ずに済むわけで、逆を言えば、他は存在しない、と思い込んでしまうこともあるわけだ。これでは情報に偏りができてしまう。
私は情報は時には自分の好み以外に幅広く見た方が良いことも、あると思っている。自分が収集する情報の偏りに気がつけるかどうかは、自分次第であるが。

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