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バルダーズ・ゲート3: マルチプレイで臨んだCRPGの傑作
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およそ1ヶ月半、正味70時間を超えるマルチプレイはついに完結した。近年RPGを最後までプレイすることさえ多くなかっただけに、いまは達成感に満ちている。
マルチプレイでの感想としては、高い自由度と戦術性、ストーリーとその合間に挟まれるユーモアは、確かにマルチプレイならではの楽しみをさらに膨らませるものだ。終盤こそ駆け足のプレイにはなったが、ここまでのボリュームを最後まで飽きずにじっくり楽しませるRPGは多くないはずで、名作と呼んで差し支えない。
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アナログなTRPGをベースにしながら、GM(ゲームマスター)にあたる役割をゲームシステムが大きな破綻もなく成しているのも充分に凄いことだ。
ただ、戦闘に関わる重要な内部処理が可視化されていない、説明が単純に足りていないと思わせてしまうのは、開発が意図したかどうかはわからないが不便ととられても致し方ない。中盤以降の不具合の多さも惜しい点だが、これはマルチプレイ固有の問題だろうか、シングルではいまだ遭遇していない。
ゲームそのものは質が高いからこそ見える粗とも言えるし、それほど素晴らしい体験だったのは間違いない。
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この貴重な体験を共にしたメンバーにも、ここで改めて謝辞を述べておきたい。
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