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【詩】 猫


自分の部屋に
見覚えのない猫たちが
いたようだ
一匹、二匹、三匹
羊のように数えてみる
しあわせだな
そのうちの
一匹は極端に小さくて
かわいらしい
僕はその子ばかりを
かわいがってしまいそうで
急に怖くなった
この子は人にあげてしまおう
そう決心して泣いた
けれど
すばしっこくて
とても捕まえられない

三種の毛がふわふわと舞った

一人じゃ無理だ、と
大声で妹に助けを求めた。





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