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【自由詩】 夏の試み

ノースリーブが見当たらない
(夏が越せない)
慌てていたのを覚えている。
外ではもう
蝉が鳴いている
私もあんな風になきたい
と試みたのだが
ひとしずくの涙も
やって来ない
枯れてしまったのだろうか

空のじょうろが傾く
夕立

大地へ

よろこびは
ぬれた土のように
爪先から沁みてくる

血のように
巡り巡る





いらっしゃいま〜せ〜🐦

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