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詩をおくところ

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重吉の詩の過去から現在まで。特別に無料で読める作品もありますので読んでみてくださいね^ ^
重吉陽一郎の詩のマガジン。過去から現在までの作品をたっぷりとお楽しみください^ ^
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#口語自由詩

【詩】 小さな茶室で

椿のつやつやした葉の 水の玉 覗きこんだそこには 小さな茶室がありました (表ではなく 茶室…

【詩】 ヒカルの正体

⇧気軽に遊びに来てくださいね^ ^ ヒカルの正体 不自然なほど整った歯を出しヒカルはいう …

【詩】 拝啓

手紙のおもみを 増やしたいから 荷物をまとめて 引っ越します ほんの隣の世界まで 遊び場み…

【詩】 遠来

あちらの方から やって来る あつあつの長蛇です 風をあやつり 信子さん 長蛇を素速く ヒヤシ…

【詩】 青魚を食べてください(+小説家志望のための読書メモ)

「おそろしいことです 日頃の 不鮮明がたたっています」 いいですか? みてください 日頃の名…

【詩】 木々 (+読書メモ)

放置された 猫車の上に 育つ森のようなもの 「われわれもかつては ぐんぐん育ったものだ」 …

【詩】 いつもと違う杖

商店街を過ぎてしまい 一つ先の通りを ゆく 夕暮れは 切ない男が いつもと違う杖をついてる オイルの高騰 本屋の閉店 胡瓜の安売り あいつの外れた鼻唄 ペタペタ足音が近づく 軽快に 鼻唄 日の色は濃く僕の影は薄く 駄目な事ばかりが増えて ゆく先はもう 何処にも無い ペタペタ 「こちらもぜひご覧ください」🐈

【詩】 みる、みる

二センチ程の一のような線に 1のような線が立ち 釣っている 紙の川 垂らす 糸のような糸 水中…