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ほぼ無料詩集

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【詩】 新鮮な午後を迎える

想像上の 野菜が届いた 三丁目の 所在が不安定な 古書店の店主から 想像上の野菜は 水菜に似て…

【詩】 象を飼う

卵くらいの大きさの 象を 誰もが 飼っている パシャパシャ 水浴びさせてやると 気持ちよさそう…

【詩】 小さな茶室で

椿のつやつやした葉の 水の玉 覗きこんだそこには 小さな茶室がありました (表ではなく 茶室…

【詩】 進化

真夜中 時の 果ての果ての交差点 夜の空間に刃物を入れ 取り出す夜明け 洗い立ての朝と 人とを…

【詩】 記憶の雨受信

かたつむりは すすむ かたつむりのそくどで 人はススム (人の速度で?) 空には記憶のすべ…

【詩】 ミディアムポエムへ捧げるミディアムポエム

鱗粉が散乱してる。ひら、ひら、むかーしむかしまで飛んで、かつての青の華の蜜を、はら、はら…

【ポエム】 み

「み」をほうり投げた すると 「み」 は悲しそうだった そこで 「みーんみん」 と鳴かせてみた すると ちょっとうれしそうだった ぽてっとして やわらかそうな 「みみ」 とすると 照れたのか赤くなった 赤くなった今夜は (どんな夢がみられるだろう) レとファの間に おいて眠ろう こちらもチェックしてね🐦

【詩】 ため息はつくものではありません

わたくしは 詩を書くといった なんとも大それた事を企てました なんといっても まずは脱力 わ…

【詩】 失恋

パチンパチン パチン 爪を キル さっきまでの私の欠けら (ごめん) 私の中の 細胞や記憶 私…

【詩】 ムーンドロップ

ギタアに鸚哥が とまっている (ポロロロン) 歌って、 歌うように 弾いて。 かつて私は 偉大…

【詩】 朱色の切妻屋根のもと

畳の縁は踏んだらいけんよ 祖母の声がきこえて 姉はまた キッチンで嬉しそうに カルボナーラを…

【詩】 つらつら

おまじない 手を合せている 薄暗がり 仏前の林檎が 辛うじて 赤を保っている よそ目に つらつ…

【詩】 僕らつとめて

紫色の雲が たなびくその下には 名もなき鳥が 一羽二羽 あ、 目と鼻の先の月だ あちらでは一羽…

【詩】 挨拶モノガタリ

雨の日の夏の日の おはよう 風の日のおはよう 休日の こんにちは 繰り返す、 こんにちは。 笑顔で手を振り 秋へ手を振る そしていよいよ こんばんは 街の飾りへ こんばんは 胸がふくらむ こんばんは 割 愛 すやすや 見惚れて (おはよう) こちらもよろしくお願いします🐦