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みちびかれる

つい先日、測位衛星システムの「みちびき」が運用を開始したというニュースをご覧になった方も多いと思います。

みちびきのおかげで、例えば車で走行中でも誤差12センチ程度の高精度な測位がとれるため自動運転への活用も期待されるという部分が、活用例として報道されていましたが、個人的には視覚障害者の移動補助への活用を期待しています。地図と音声を組み合わせて移動を手助けできるようになるかも知れません。

高齢社会を迎え、障害者手帳を持つほどではなくても何らか視覚に支障があるのは年を重ねれば誰もがあると想定するのは容易いです。視覚障害者の方たちのみがその恩恵を受けられるのではなく、晴眼者でも日常生活でも享受することができそうです。

高齢と言えば、認知症で行方不明になっている方は5年連続して増えていると聞いています。警察に届けがあっただけでも、去年一年間で1万5,863人(男性8,851人、女性7,012人)の方がいらっしゃったそうです。
その中でどの位の方が無事保護されたのか、そこまで調べてはいないのですが、GPSで正確に位置情報が捉えられるようになれば、更に、そうした情報を捉えるための機器が小型化したら、身の回りのものや靴などに予め入れておいてもしもの時に備えることもできるかも知れません。(因みに、今も既にGPS搭載シューズはあります)

今持っているスマホやカーナビのGPSが制度が上がるわけではないので、今日明日に「みちびき」の効果は実感できませんが‥。今後に期待したいところです。

参考


(了)

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