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なんで人見知りしないのか考えてみた

私は人見知りしない方だ。とはいえ、小さな頃からそうだった訳ではなく、多分中国での留学で鍛えられ、それ以前には中学時代の少々変わり者の友人の影響も受けたと思う。人見知りに悩む人に少しでも役に立つ内容になることを願いつつ、なぜ人見知りしなくなったか考えてみたい。

私の持論では、遺伝などによる生まれつきを除いて、人見知りは自己紹介の数に反比例する。自己紹介=初対面、自己紹介が多い=新しい出会いが多いということになる。結局ある程度は慣れだと思うので、人見知りは場数による訓練で改善できると思っている。

私自身はと言うと、これまで、単身で中国への留学が2回、転職が2回、一貫校ではなかったが転校もなし。特別変化に富んだ人生でもないものの、今思えば単身での留学の効果は絶大だった。年齢性別国籍を問わず色々な留学生がいて、おまけに自分はほとんど言葉ができない。そんな状況で友達を作るのは、合コンでの自己紹介に比べればハードル高めだったかもしれない。それに、中国人は日本人より率直でオープンな人が多いため、その影響もガッツリ受けたと思う。

学生時代、学校で、例えば消しゴム貸してとかいう口実で友達を作るというテク(伝統芸?)を耳にしたことがある。でも、私が中学で出会った友人はもっとずっとシンプルなテクで友達を増やしていた。いつも吹奏楽部でコンクールへ参戦すると、他校で上手な子をマークしておく。そして、演奏後その子を見つけると「上手でした。友達になってください。」とストレートに声をかける。唐突なので相手は一瞬面食らう。けど、面白い子だと思うのかOKとなる。ケータイを持っていない時代なので、友達になると言っても大会の度に手を振り合ったり立ち話したりするくらいなのだけど、「あの子だれ?」と回りが聞くので、彼女はどんどん他校で有名になり友達が増え、ついでに他校の先生にも認識されていた。

初対面の人と何を話したら良いか分からないという悩みを人から聞くけど、私はそんな風に真面目に悩んだ記憶がない。そもそも、会話は相手ありきだから、一方的に予行練習なんてしてもそんなに思い通りに行くとは思えない。だから、ぶっつけ本番でいいやとのんきに構えている。どうにかなるとのんきにしていられるのは、どうにかできるという自信が心の何処かにあるからかもしれない。でも、むしろ知り合いに会う前の方が、あんなこと話したいとかこんなこと聞きたいとか、色々考えてしまう。

結論…そんなに構えなくても大丈夫!初対面なら誰だって緊張します。相手に興味を持っていれば、きっと楽しい空間になるはず!あとは訓練あるのみ!