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【蒼雑記】小説を書くことと雑記を書くこと、noteやっていきバランスについて

僕は小説を書きたくて筆を執ったはずなんだよな、という話。

まずは今を顧みる

どうも高梨蒼です。ちょっと真面目な話をします。

僕は仮にも物書きを標榜して『高梨蒼』を名乗っているんですけれど、このひと月以上、まともに小説を書いていません。
逆噴射小説大賞2019で10月の末に800字を書き上げてからだから、そろそろ丸ふた月になるわけですね。ぞっとする。

もともと、昔から筆は遅い方だった。めちゃくちゃ遅かった。単純に書くことに不慣れだったり、モチベーションが上手く作れなかった部分もあるんだろうけど…。

こなれた今、あるいは「小説賞を目指そう」とか「逆噴射で反響のあったやつを書こう」とか思えてる今、2か月の空白。
ただの空白じゃあなく、身の程知らずだろうと「小説を書いて生きていきたい」と思ってる人間が手を止めて二ヵ月。

同時に、ほかの人の小説をちゃんと読まずに何か月だ…?最後に読み終わったのHELLO WORLD IFじゃないか?

何かの機会に名乗ろうとして「小説を書いています」って正面切って言えなくなるのは、怖い。大切な何かを喪うようで。

自分で書いててぞっとする。めまいがする。吐き気と寒気がする。

原因を探してみよう。

雑記、考えてることを書くだけだから楽

これは確かにある。小難しい哲学をやってるわけではないので。
感想文とかも楽に書けるし。
創作論とか体系立ててゴリゴリにまとめられてる人とか、逆に日常の日記だけで面白くできる人ってすごいな。

小説、難しい。

全部綺麗に纏めて〆るって考えると構成を色々考えなきゃいけない。雑記みたいに「まとまんねーや!おしまい!」って言えない。

特にアカシック・カフェはミステリみたいなもので、謎を作って解くってしっかり腰据えないと難しい……って、それでも何度か書いてるんだよな。昔の僕すごいな。

構成力とか「話の落ちを作る能力」とか、「オチから逆算して作る能力」とか、いろんなものがいるんだなぁ、小説。書けなくなって気づく。

noteの毎日投稿に縛られている。

これは明確に問題のある兆候だと思う。毎日やってることで目を逸らすことに慣れてたけど、一歩引いて冷静になると確かに「自分がモノを書く場所として選んだだけのnote」だったはずが「note側のルールで自分が焦っている」って状況になっている。

実際毎日投稿してる人たちってすげーなーとは思うが、あれは毎日投稿をしてるからすごいんじゃなくて、すごいひとが毎日投稿をしてるだけなのだ

平日には書けない、休日にも書けない?

平日、日中に心身すり減らして、帰ったらそこからさらに創作するにはちょっと僕は弱すぎる。甘ったれるな。

休日、ここしばらくは落ち着いてるけど定期的に東奔東走、ライブに行ったり映画を観たりしている。消費者で満足ならそこで野垂れ死ね。

総合すると…?

平日の限られた活動時間の中、『ちゃんと練り始めるとどのくらい時間がかかるか分からない小説』より『たったか書ける雑記・日記』を優先してしまっている。
それは体力の問題も大きい。
だが、そもそもそうやって「一日の限られた時間で一本」という動きが基本方針になっているのは「毎日投稿」に憧れてしまっているからである。

勿論雑記を書くときはちゃんと頭を使ってるし、感想文を書くときは心を溢れさせている。手抜きなんかしてないんだけど、その方向・方針・指針・指標が毎日投稿に縛られてる、って今の状況は軽く大問題だ。

そもそも、それが無理あるからって夏ごろは毎週一本の方向性でやってただろ!?やっぱり無理あったんじゃん!!

やっぱり自分のルールでやっていかなきゃ。

じゃ、どうするのさ。

「毎日投稿は無理がありました!おしまい!」とはいかないのがこの世界でして(主語がデカい)、ちゃんと泥縄でも対策や新方針は立てないとなぁと思った次第。

・週一に戻そう。

書けるようなら書く。書きたいなら書きたいだけ書く。悩んでるなら書いて意見を求める。そういう上限を制限はしないけど、加減を緩和していこう。

強制感でやっても楽しくないじゃん!

・ショートショートを書こう。

1000文字くらいの超さくっとしたやつ。だが抜かるな、400字と800字の荒野を駆け抜けた俺は知っている、1000字もクソほど悩む。

とにかく小説を書くこと。たとえうまくいかなくても「とりあえず書き始める」っていう訓練になる。
例えば「どんな気に入らなくても最後まで書け、『終わらせること』は『終わらせること』でしか訓練できない」という言葉があるけど、僕はまず始めることを始めないといけないんだ。

自分を再確認しよう。

パルプスリンガーズの遊行剣禅さん、noteヒーロータイムの桃之字さんみたいな「毎日書いてるし小説もすごい」人を普段から見てるせいで感覚が狂うが、そもそも僕はそこに並ぼうとすることすら難しいのである。

いや、勿論挑戦することは大事なんだけど、いきなりスーパーハードモードに飛び込んでも仕方ないのだ。

「身に合わぬ袈裟がどれほど立派でも意味がない」とは漫画『P2!』の言葉だけれど、全くその通りだと実感する。
確かに形の上では(つぶやきでの誤魔化しも含めて)毎日投稿めいたことができるようになったけど、その結果がこの反省会なんだよね。

毎日投稿はすごい!真似事で多少は瞬発力とかもついたかもしれない!映画の感想文、漫画の感想文は楽しい!
……が、どれだけ雑記ができていても、小説を書けていないのでは、自分の理想に対して片手落ちだ。

勿論雑記を書くのは楽しいし、感想文がいろんな人(時には作者さん本人に!)届くのはとてもうれしいんだけど、それで満足できていないから反省会が開かれているんだよ。

立てた近・中距離目標と今の道と夢みたいな大目標、全部一致した直線になってるならそれがベストなんだけど、そうじゃないかもってときに立ち止まる勇気は必要なのかもしれないな。
逆に言えば、寄り道をした分経験値はついているはず、はずなので、なんかこう、その分はその分でちゃんと血肉にして上手くやっていきたいですね。

……

聞こえのよさそうなことを言って雑記も小説も書かない、なんて未来も簡単に想像できるから、そうならないように自分を睨んでいきます。

というわけで。

楽しみにしてた人がいるかはわかりませんが、そのうちフラッと毎日更新じゃなくなると思います。まぁ今までも呟きで細い糸つないでただけなんで関係ないか!ガハハ!

はい。

おまけ(合わせて読みたい)

小説は構成を練って動けなくなる?うるせぇ!!兎に角書け!!
と昔の自分がキレ散らかしてた回。
遊び一つとってもなんか二の足を踏む自分にドン引きした回。

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