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哲学者と私のつぶやき

小林昌平さん著、「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」にある哲学者たちの教えを読んで感じたことを、4つピックアップして記事にしました。

1⃣ ドゥールズ 「逃走」

自分たちがのびのびと生きるやりようを、ドゥールズは「逃走」と言っているのです。

「逃走」とは物理的な逃走だけを意味しない。物理的な逃走とは、わかりやすい例は、転職や転居、転校などだ。物理的な逃走は、効果がある一方で、大仰になりがちである。

そこに精神的な逃走を加えると、ぐっと視野が広がる。仕事が嫌なら、上司にどう思われようと定時退社をして、自分のプライベートの時間を充実させるなども一手である。自分が大事にしてきた固定観念を手放すのも、精神的な逃走にあたるだろう。

また、後述する、「困難は分割せよ」と合わせて意識すると、分割の幅が広がる。

2⃣ デカルト「困難は分割せよ」

困難は分割せよ

デカルトでなくとも、同じようなことを言う人は多いと思う。
特にビジネス書を手に取ると、手順や段取りの大切さ説くものや、○○分析(SWOT分析、5フォース分析etc…)のように因数分解して考えるスキームをよく見かける。

そこに書いてある内容に異論はないものの、一定以上の優秀な人のみが使えるツールな気がして、実践できる気がしなかった。

けれども、それらはカッコつけて言っているだけで、要は「もっと等身大で、もっと卑近に」ということではないかと思う。

言葉を言い換えただけかもしれないが、私には、等身大・卑近という言葉の方がピンとくる。

それを踏まえて、デカルトの言葉に戻ると、説得感が増す、私であった。

3⃣ ニーチェ「永劫回帰」

苦痛に対してもそなたたちは語るがよい、過ぎ去れ、しかし帰って来い!と

「苦しみよ過ぎ去れ」と思っているときほど、苦しみは去ってくれない。けれども、「戻ってきて良いよ、でも一度、バイバイ(^_^)/」と送り出せば、なんだか、一旦、去ってくれそうだ 笑

今度、唱えてみよう^^

4⃣ 道元「日常こそ」

些事、雑事、凡事こそ、悟りに至る修行

昨今、自分が大切にしたいと思っていたことと近く、心に残った言葉だ。

「価値・意味のあるもの(道元の場合は座禅)/ないもの」という自分の中にある区分けを捨て、身近にある灯台下暗しにあるものを大切にしたいと、再確認をした。

余談だが、最近読んだ、バレーボール漫画「ハイキュー!!」にも、

「今、この瞬間もバレーボールです」

古舘春一「ハイキュー!!」

というセリフがあった。コートの中でプレイしている時間だけが、バレーボールではない。ネタバレを避けるため詳細は割愛するが、道元の教えと近いものがあると感じた。

以上

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