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なんともいえぬ朝に

朝。

「会社に行きたくないなぁ」
「働きたくないなぁ」
「何だか面倒だな。。。」

感情は、深くなればなるほど、語彙力が乏しくなり、色彩を失う。そして、言葉できなくなればなるほど、色が分からなくなるほど、自分でも何が不満なのか、苦しいのか分からなくなり、喉の圧迫感が増す。

「もう少しだけ」は、少しずつ落ちていく気持ちを、丁寧に言葉にしてくれているようで、私の中のくすんだ色が、ちょこっと生き返る。

暗いニュースが流れる朝に
気持ちが沈んでいく朝に
自分は「いらない」存在?
なんて考える朝に

ーYOASOBI「もう少しだけ」ー

「暗いニュースが流れる」「気持ちが沈んでいく」「自分はいらない存在なんて考える」ずどーんとした言葉の3連続で、自分でも見失いかけていた気持ちを確かめられる気がする

対照的に「朝に(あっーに)」のリズムは何だかポップ。自分がどんよりした気持ちでも、外は変わらず快晴で、その落差に苦しくなる心と重なる。と思えば、別の日に聴くと、どんよりした中でも、希望は見失っていない、まだ、光を捨ててない自分の心のように思える朝もある。(同じ曲を同じ人が聴いても感じ方が異なるのが芸術の良さ。)

さて。今日はどんな”朝”かなぁ。


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