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Perfume COSTUME MUSEUM 神戸レポ〜前編〜

はじめに

※今回レポートする衣装展は他の地域を巡業することが発表されているため、全てネタバレになる可能性があります。
※事実と主観ないまぜなので、鵜呑みにせず、気になることはぜひご自身の目で確かめられることをお勧めします。



開催概要

開催場所

兵庫県立美術館

GoogleMapで評価4ってすごくないですか?スタッフの方々が皆さん優しく、後述するトークショーの会場変更や会期終了間際の開館時間延長にも対応してくれる懐の深い美術館です。
会期終わってからも訪れる価値ありかもしれません。

開催期間

2023/9/9(土)〜2023/11/26(日)
うち筆者訪問:9/10(日)・9/21(木)・9/23(土祝)・10/9(月祝)・10/15(日)・10/29(日)・11/7(火)・11/12(日)
訪問予定:11/23(木祝)・11/25(土)

チケット

学生(小学生〜高校生):学生証提示で無料
学生(
大学生):学生証提示で割引
前売り券(
チケットぴあ等):大人1600円・チケットホルダー付2200円・トリプルチケット4800円
+発券手数料110円
当日:大人1800円
☆11/14(火)~11/26(日)まで、チケットの半券を提示で当日券の料金から200円割引!

こんなんもう実質大人も無料みたいなもんです。
トリプルチケットは1階インフォメーション横の受付カウンターで引き換え、チケットホルダーは3階展示会場のグッズ売り場で引き換えです!
ちなみにコンビニ等で発券した紙チケットも、入場時に一言お願いすればポスターと同じ柄の半券に替えてもらえます!

主催

神戸新聞(アート事業部)

Perfumeのガチファンがいらっしゃって、その方をはじめとする社員の方々の並々ならぬ熱意でこの企画が実現したようです。

会場内のアレンジメントは関西を拠点に空間デザインを手がける久慈達也さん(DESIGN MUSEUM LAB)。


展示内容

オタクとしてアーカイブしていきますよ〜。

グッズ展開

会場限定商品

衣装がちりばめられたデザインでかわいいです!
もし今後別の会場でグッズのデザインに変更があれば、ある意味神戸限定グッズになるものも出てくるのでしょうか?

会場/アスマート販売商品

マスキングテープなんてなんぼあっても良いですからね〜。

図録も手が込んでいておっしゃれです。

プロモーション

フライヤー・ポスター

広報物などのデザインは、会報誌『P.T.A. BOOK』2019〜2021を担当した芝野健太さん。

アートワークは『Perfume COSTUME BOOK』の表紙も手がけた吉田ユニさん。


近隣のJR・阪急・阪神の駅にフライヤーが置かれ、ポスターも数か所掲示されました。

阪神電鉄は車内の吊り広告も出してくださっていましたね。

中には店頭にフライヤーを置いてくださったり、ポスターを貼ってくださるお店も。
美術館付近の飲食店や自転車屋さんも掲示してくださっていたようです。

新聞の見開き広告も打ち出され、衣装展のグッズコーナーで継続的に販売されました。

神戸市の広報冊子にも掲載され、ファンの間でちょっとしたお土産にもなりました。

この冊子と別に『HART』というフリーペーパーにも3か月間連続で掲載されました。

垂れ幕

三宮センター街の入口付近に巨大な垂れ幕が提げられました。
8月下旬から約3か月も挿げ替えられることなく、ファンの間では神戸遠征のチェックポイントのような場所となりました。悪天候時は下ろして保管もされていたようです。

@dokkoi2022

特別展「Perfume COSTUME MUSEUM」開催!会期:2023年9月9日(土)~11月26日(日) #vlog #perfume #prfm #聖地巡礼 #兵庫県立美術館

♬ Moon - Perfume

脇の店舗から2階に上がることもでき、本当に近くで見ることができます。

最近接での撮影
2階正面からの撮影
かしゆかとお手てを繋いで撮影

X(旧Twitter)

神戸新聞アート事業部さんが日々精力的に呼び込みポストを投稿し、Perfume公式もリポストするかたちで広報を続けました。

主催者だからこそ伝えられる、展示の裏側もシェアしてくださり有り難い限りです。

衣装を着せてもらえるのを待っているマネキン群
ポリゴンウェイヴの格子をふわっとパリッとさせるスタッフさん

催し物

会期中、週末には特別なイベントも開かれました。

・9/16(土)
 :学芸員によるレクチャー(先着60名)
・10/14(土)
 :こどものイベント『あなたもデザイナー?作ってみよう!マイ☆コスチューム』(事前申込/保護者含め先着25名)
・10/21(土)
 :学芸員によるレクチャー(先着60名→急遽230名に変更)
・10/29(日)
 :本人登壇『Perfume COSTUME MUSEUMトークショー〜Another Costume〜』(抽選/230名)
・11/4(土)
 :記念トークショー/Toshio Takeda氏・三田真一氏(事前申込/先着230名)
・11/18(土)
 :記念トークショー/櫻井利彦氏・松丸千枝氏(事前申込/先着230名)
・毎週日曜日
 :ミュージアム・ボランティアによる解説(先着60名)

本人登壇トークショーは高倍率で、当選したファンは全国から神戸に駆けつけました。

レポはこちらの一連のツリーが詳しいです。

ちなみに筆者はというと。土曜日の仕事が外せず、本人登壇トークショーは抽選に外れ、ただただ展示を鑑賞するのみでした。


ここからがレポートです。

筆者の3行日記

1回目 9/10(日)

昨日の初日には行けなくて悔しかったけど、今日もたくさんのフォロワーさんに会えた。ほとんど初めて見る衣装で情報量がすごくて第一章の終わりにはもうへとへと。第四章で写真撮れたけど思い入れのあるP³の衣装だけ撮ってスピワンピ試着してルンルンでグッズ買って出た。

インフォメーションエリアの垂れ幕

2回目 9/21(木)

ダンス部で仲良くなったフォロワーさん達とPerfumeのデビュー日に来れた!PerfumeClosetのClingCling着て行ったら本物の色味と見比べられて楽しかった。人は少なくて、第三章までで唯一撮影できる休憩スペースで遊んで楽しかった。第四章のマワルカガミの衣装を本当に鏡みたいにして写真撮って楽しかった。

休憩スペースに不思議なガールのパネル

3回目 9/23(土祝)

ひょんなことから集まれることになったフォロワーさんたちと衣装展を集合場所に。さらっと見て第四章でPerfumeセレクトの衣装ひと通り撮った。照明をキラキラ反射する衣装は肉眼で見てるようには撮れなくて、このきらめきをずっと見ていたいと思った。

建物正面のかしゆかに手懐けてもらえるキューブ

4回目 10/9(月祝)

津々浦々からまあまあないつメン集まった。スピワンピでしっかり3時間かけて鑑賞した。衣装の下を覗くことでしかできない発見がある。

stop a moment

5回目 10/15(日)

Barcelonaで出会ったリアルガチイタリーと一緒に回らせてもらった。メルカリ駆使して全部の円盤持ってらっしゃるから全部の衣装に思い入れありそうだった。ダンス部の練習前に見に来てダンス部遅刻してごめんなさい。

キューブの別の側面

6回目 10/29(日)

衣装展で初めて会ってもっと仲良くなりたかったフォロワーさんと来た。Perfume本人のトークショーは2人とも外れたけど、その分じっくり見てやるッと思って装備した。お互いたくさんメモして「こここんなですね」とか視点の違いシェアできて興味深かった。

双眼鏡、付箋、ロケット鉛筆で野鳥の会スタイル

7回目 11/7(火)

パフュクラ和装部の皆さんと回らせていただいた。青りんごやサインパネルでたくさん写真撮って、展示は皆さんが「どう和装に落とし込むか」の視点で鑑賞していて面白かった。閉館間際まで楽しんでいたら久慈さん御本人とお会いできて気になっていたことを伺えてめちゃくちゃ嬉しかった。

和装スタイル

8回目 11/12(日)

1人だからこんなとこ上ってみた

初めて1人きりで鑑賞に来たら、今まで来た日の中で一番人が多かった。前回気になったことを確かめて、章をまたいで行ったり来たりした。インフォメーション横の図書スペースで直角二等辺ツアーのLivefolio読みふけった。

9回目 11/23(木祝)
(未)

10回目 11/25(土)
(未)

筆者の考えすぎレポ

館外〜エントランス

兵庫県立美術館までは、JR灘駅南口か阪神岩屋駅から『ミュージアムロード』という一本道を歩いて向かう。レンタサイクル爆走で駆けつけたというFFさんもいたっけ。
どちらの駅からも、出てすぐに美術館を目視することができるため迷う必要がない。マスコットキャラクター(?)のミカエルがどーんとランドマークになってくれている。

ミカエル

岩屋駅付近から見えるミカエル

このミカエル、閉館時間にら空気を抜かれてへにゃへにゃとしぼむ。また、日によって風になびいたり腕を後ろにないないしていたりと、見るたびに表情豊かなカエルだ。

お手手ないないミカエル
空気を抜かれたミカエル

今回のCOSTUME MUSEUMは、開催前に約半月の休館期間を設けて準備された。その早い段階で、三宮センター街に負けず劣らず大きな看板が掲げられた。これだけでも展示に対する熱意を感じて気持ちが弾むオタク。

存在感のあるミカエル

キューブ
美術館の目の前は大通りで、横断歩道か陸橋を渡れば建物にたどり着く。そこで目に入るのがPCube(筆者命名)だ。

高さは1m80cmくらいありそう

キューブなのに立て看板風に平面的に撮ってしまいがちな筆者なのであった。
キューブの上面には「Perfume COSTUME MUSEUM」のロゴが入っている。

レセプション
正面入口から、売店を右に見ながら自動ドアをくぐると、天井の高いレセプションホールに入る。その天井から、青と白2色の垂れ幕がゆら〜りと来訪者を歓迎している。
このホールにはインフォメーション窓口、レクチャールーム、図書スペースが完備されている。
当日券の販売と、前売りトリプルチケットの引き換え、SNS投稿キャンペーンくじ引きはこのインフォメーション窓口で対応してくれる。チケットホルダーは展示会場末尾のグッズ売り場でないと引き換えができない。
図書スペースには衣装展の参考図書やポートフォリオの蔵書がある。

素晴らしい取り揃え

サイン入りパネル
当日券を買ってしばらくポーッとしていると、「ぜひあちらのパネルにもサインございますのでご覧ください。」と優しく誘導される。
でもすみません、オタクはもう存じ上げてて撮影済なのです。(※窓口周辺ではポーッとせず速やかに離れましょう)

ぷちゆかちゃんと

このパネル、メディア向けのお披露目の際には第四章の空間に置かれていたようだが、会期中は無料エリアで楽しむことができる。

メディア向けお披露目会の写真
かしゆかのサインとおへそとくびれのにこちゃん
あ~ちゃんの隠れ肩峰
後から描き足された腕のホクロ
よく見ると▽の1つだけに落書き
のっちの爪先
あ~ちゃんの爪先
かしゆかの奥ゆかしい爪先

ロッカー
展示会場は傘とリュックが持ち込み禁止で、メモを取る際は鉛筆を使うようにと注意書きが貼られている。
ロッカーは100円デポジット返却式の良心的なシステムで、筆者のぱんぱんFPリュックも余裕で預けられる広さ。ロッカールーム内にも傘立てがあり、正面入口で傘を預け忘れた筆者にも優しい設計。傘立ても無料で、番号札付の鍵がかけられる。Perfumeに関する語呂合わせにができそうな番号は見当たらなかった。

階段
いよいよ衣装展の会場へ向かおう。展示会場は2階なので、エレベーターか階段で上がる。階段の最初の踊り場にも垂れ幕が。

しっかりとロゴがプリントされた垂れ幕

大階段

その垂れ幕から少しだけ廊下を進むと、再び階段が現れる。

モノクロのかっこいい装飾
装飾の接合部

この階段も壁も本来はコンクリート打ちっぱなしで、どんな展示コンセプトもどんとこいの包容力ある空間だ。
SXSWで披露した『STORY』の衣装から着想したの装飾、特大タペストリー、階段の▼は全て、今回のCOSTUME MUSEUMのために設えられたものだ。
装飾は兵庫県立美術館の壁の造りに合わせて設置しているので、他の美術館ではお目にかかれないという(久慈さん談)。

たくさんの人の手が加わっているんだなぁと、衣装を見る前から胸が一杯になる。



ここまで約5000字ありました。読んでくださってありがとうございます。
展示会場内の様子は後編で…




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