忘れられない盲者のマッサージ~障害者を観光客視点で見る・台湾~

観光で3泊4日の旅行に行った。とりあえず食べ物おいしい、風土に合ったビールがおいしいというのが感想。

障害者を歩いていると見かけることがあった。街中で見かける(見た目で分かる障害者)の割合的には日本と同じぐらいかと思う。特に盲者の人たちをたくさん見かけた。(もしかしたらマッサージを探したから特に思ったのかもしれないけど)

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あと一つ驚いたのはMRTというメトロに乗ると、電動車いすに乗っている女性がホームにひとりでいる。確かに最初からホームと車両の間は狭いな、と思ったが車いすの人が一人で乗り降りできる。エレベーターがあるから駅では特に駅員の助けを借りずに乗降できる。
台湾の友達に会ったとき、日本は板を置く駅員の人がいないと車いすの人はひとりでは乗降するのは難しいことを言うと、「台湾は人がすくないからね~」と笑。
それでも補助する人がいないからと断られた記事を読んだことがあるから人の多少は関係なくこれはすごいと思った。MRTはたぶん全部の駅がホームドアがある。田舎の駅はさすがになかった。

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知的障害者ではないかと思われる人を一度だけ見かけた。父は飲み、成人していると思われる息子はジュース。たくさんおいしそうなものを頼んでいた。

身体的な障害のある人たちはやはり見た目で分かるが、それ以外の障害を持った人というのは正直わからない。日本でも同じだと思う。

マッサージにトータル3件行った。最初のところは観光客相手がメインのお店だったようで高かった+ぎゅーぎゅー押されて痛かったというのが友人とわたしの感想。そのあとの2件目は、足つぼのお店で盲者の人が日本語をペラペラ話して接客してくれた。3件目は盲者や弱視の人たちしかお店にいないところに入った。簡単な日本語での接客だったが、腕はパーフェクト。寝違えた首がかなり楽になり、そのあとのフライトが楽だった。

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あん摩さん、ということばを小学生ぐらいの時まではよく聞いて、家にも訪問でお願いして両親や祖父母がマッサージを受けていたような気がする。しかし今はあまりこのあん摩さんということばを聞くことがないような。訪問マッサージという車を駅で見かけたりしてそこに乗り込む盲者の人を見たことがあるが、わたしの生活では近くにそのようなマッサージ屋もないしどこに行ったら盲者のマッサージ師に会えるのかわからない。

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あとは私がFBに社会福祉士の資格をパスしたことを見たのを覚えていたようで、よく勉強したね!と言ってくれた。障害児の支援をしていることを伝えると「えらい」と言われた。でもすごく楽しいし、みんなからパワーをもらっていることを伝えるがなかなかうまく伝えられなかった。その反応は正直、完全に日本と同じ。

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とても素朴な印象を受けた台湾。縁があったらまた行きたい。胃袋がいくつあっても足りない国、台湾。


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