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ヤギの目in鳥取 日報 2023年12月15日

ヤギの家の設計

今日はひたすらヤギの家の設計製作を進めていました。このヤギの家は以前も紹介しましたが、廃材から作られています。一度集めた廃材のサイズやどんな素材かをなんとなく頭に入れて設計をしていました。
特に木材は、古くなってくるとどうやら樹種の特性がよりはっきりと出るようです。表面はくすんだ色になるため見分けがつきにくいですが、スギなどの柔らかい素材はより繊維質に割れやすくなりますし、松などは樹種が多いとより締まってソリッドなけずり心地(ノミやカンナでの)になります。それによって接合部の継ぎ方も少し変えています。

設計変更も起こる

そのようにして一度図面にした家の設計ですが、実際につくってみるとやはり思うままに行かず、何点か変えたところがありました。

板それぞれに、打ち付けられていた材料の跡や釘の穴が残っています。

分かりやすいのが板の継ぎ目です。元々等間隔に継ぎ目を作るつもりだったのですが、それが少しずれることになりました。集まった板のサイズや模様がそれぞれ微妙に違っていたためです。

きれいな木を使った場合は恐らく等間隔に継ぎ目がある方が自然なのですが、元々使われていた痕跡が残っている板を全く同じサイズで切ると、痕跡が途切れすぎたり、ラフな模様の中にきっちりとした継ぎ目が目立ちます。その切断の作業が家の印象に力強さを作ってしまう気がして、ふらふらと、ただできる限り間隔を揃えるように継ぎ目をつくりました。


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