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2022/11/25 制作24日目

もうすぐ11月が終わります。
月の終わりごろは、なんだか虚しさに包まれてしまいます。
ああ、この一か月も無駄に生きていたなぁとか、時間をたくさん無駄にしたなぁとか、あのときのあれはダメだったなぁとか、これを無くしたなぁとか、後悔とか喪失感とかそういった感情が寄せては返してゆきます。

暗いとか、後ろ向きとか、「そういうことばっかり考えてちゃだめだよ」とか、本当に色々な言葉と出会います。
それじゃあだめだとか言いますが、良い生き方とかあるんでしょうかね。
出会った全ての言葉は生きていて、それぞれ私の中で変化します。
本当に後ろ向きかどうかなどわかりませんが、色々考えていることに対して、良いも悪いも思いません。
私はただ、考えているだけだと思うのです。

考えることとそれに基づいた感性があって好みがあります。
思考回路がどうあろうとも、その仕組みは存在していて、私は出力される結果に対して満足しています。
もうそうなってしまっているのであれば、そこまで批判されるものでもないような気がします。生き方がどんなに下手くそであろうとも、生きている事実は確かに存在しています。それでいいと言うのだからそれでいいのです。

24日目 進捗

ペン先がまた割れました。今度は薄い青。
当たり前ですが、割れるとインクが濃くなります。
この出方も色も愛おしく感じて、暴力的にぶつけます。
歪んだ飛行船はこの暴力にある程度飲み込まれて、汚れていきました。
この結果はこうでしかなくて、あんまり上手く行かなかったにしても、仕方がないのです。「そういう絵を描いてそういう色になった」という事実以外、いらないのです。
青は青でも色々な青があること。形も重みも違うこと。それらをすごく実感します。その実感を出しつつあって、出したそばから腐っていっている気がします。これは言葉とも近いです。
明日も腐らせるために言葉を吐くのだと思います。



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