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無職の私

大学卒業後、IT企業に就職した。
しかし、1ヶ月で社会人生活をギブアップした。
無職の誕生である。

私はずっと「頑張らなくてはいけない」「困難は乗り越えなければいけない」と考えて生きてきた。
また、「努力することや耐えることは苦しいけれど、当たり前だ」と思って生活を送っていたため、就活中によく問われる「これまでの人生で頑張ったことは何ですか」なんて質問にも自信満々に答えていた。

しかし、社会人になってすぐに心が壊れて、体調を崩してしまった。

優秀な同期に囲まれた状態での研修。私だけできることがない。チームで取り組んでいるのに役割のない自分に嫌気が差した。わからないことで溢れているから、せめて正直に質問することを心がけていたが、結局わからないことを隠すこともあった。現状を変えられない自分が惨めで仕方なかった。自分が無能だと実感する時、「頑張ろう」ではなく、「消えたい」と思ってしまった。私は私が思っているほど努力ができる人間ではないと気づいた。

そして、胃痛や動悸などの症状が現れ、メンタルクリニックで適応障害の診断を受けた。
会社からは退職を勧められた。私としても、戻って頑張る自信が全くなかった。関わってくれたみんなにも会いたくなかった。
研修についていけないことなど、ストレスの原因はいくつかあるが、1番のストレスの原因は、なんでも悲観的に捉えてしまう自分自身の思考の癖によるものだと思う。

自分の思考の癖を正して、自分に合った働き方や、これから頑張れるという覚悟と自信を確立するために、時間を十分に確保したいと考えた。だから退職を決断した。

しかし、無職の現状にストレスを感じてしまうことがある。世の中で「普通」とされているレールから外れることを恐れていて(そもそも普通って何だろう、生き方を「普通」なんてもので表すことが間違い?わからないけれど、一般的に普通とされているレールから外れることは怖い)、他人からの見え方を意識してしまっている。他人からどう見られているかなんてどうでもいいとわかっているのに・・・
他人軸で生きる自分が嫌いだ。
また、無職の現状にストレスを感じるのは「〜しないといけない」といった思考にどうしても囚われているからだと思う。この思考に苦しめられているとわかっているからこそ、この思考から離れたい。
「〜しないといけない」ではなく「〜したい」が原動力となった自分軸な生活ができるようになったらいいな。

・・・あと、別に頑張り続けなくてもいいよね。困難も乗り越えずに避けたっていいよね。(この考え方は今の自分にとって重要なことだと思う)

取り敢えず、回復に専念して、今後の人生についてじっくり考えよう(´-`).。oO

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