ビジネスの言語化について

※独り言で自分向けのメモです。

小規模のサービス業を行っていると、なんとなくで行っていて改めて言語化すると難しいなと思うことがしばしばある。御社は何やってる会社?と聞かれて、一言で的確に説明するのは難しいものがある。

最近はめでたくCOO(笑)に内定したこともあり、自社のサービスの再定義を行っているところである。まぁミッション決めたりビジョン決めたりということから、なんとなくやってきたところにサービス名をつけて、HP等でもうたいやすいようにしていく作業である。

サービス名をつけるということは僕としては結構大事なことだと思っている。それはつまりはネームドサービスである。名無しの魔物からネームドキャラへの格上げである。モブじゃないということであり、それは収益を上げるべきサービスであり、自社、クライアントからも注目されるものである。

個人事業主やその延長で行っているうちは、このネームドがおざなりになる。小さくやっているうちはかまわないのだが、いざ拡大しようとした局面においては、イメージが不一致する原因にもなるので、必ずネームドが必要である。

例えば僕がweb屋として行っていることの肩書きは
- ディレクター
- デザイナー
- フロントエンジニア
- カメラマン
- ライター
- アナリスト
- SEOコンサルタント

他に会社内で行っていることは
- SE
- プログラマー
- ヘルプデスク
- マネージャー
- フィールドエンジニアリング
- 雑用

なんかまだまだ出てきそうなんだけどこの辺で。とりあえずなんでもござれなんだが、これらはちゃんとラベリングしてないといけない。仮に仕事で普段何やってるの?って聞かれたときに、何でも屋としか答えられなくなるからだ。転職できなくなっちゃう。

言語化は抽象化と具体化の行ったり来たりでより制度の高いもんができあがる。今自社のサービスをまさに言語化しているんだけど、肝心の顧客へのサービスの言語化がとても難しい。なおここでは、お客様の意思決定者を顧客、サービスの利用者(従業員)をユーザーと呼ぶことにする。

顧客は社長や役員クラスであることが多いのだが、弊社はユーザー向けのサービスを展開しているので、顧客向けのサービスがいまいちピンとこないのである。そのため、サービス料の値上げなどの交渉でしばしば揉めるのである。顧客はサービスを受け取っておらず、金だけ払う立場であるためだ。

しかし、例えばoffice365やgsuiteも、ユーザー向けのサービスであるが、顧客向けのサービスではない。が、スケールするのはどういうことなのか。これは単純に1ユーザー毎の課金制であるがゆえで、クライアント企業の成長にともない、一社あたりの収益は上がる構造になる。まぁ分かる話である。

ということで弊社のサービスも、クライアントの従業員数に応じてスケールする形式に変えていく必要があるのかなと思うところである。顧客向けのサービスがない以上、ユーザー向けに全振りしてユーザー数に応じた課金体系でなければ、そもそも成立しない。まぁそれでも20年も会社が続いているんだけどね。

ボスと相談しても、顧客向けのサービスの言語化が不可能であったので、まぁ本当にいらないんだと思う。実際こちらが断ることはあっても、解約を申し込まれたことないし。値上げもあんまりスムーズに行かないのが問題なんだけど。

といったところで一旦切ります。ではまた。

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