幸せの基準

以前、アフリカで数学を教えていた先生の話を聞く機会があった。
その話が妙に心に残っているのでここに書きたい


アフリカの子供たちを思い浮かべた時 真っ先に思いつくのは、貧しい というイメージだ。どうしてもネガティブなイメージが浮かぶのだが、

その先生は言っていた
「その子たちもみんなと同じように冗談言って笑いあうし、授業中居眠りもするよ」

ハッとした。

そういう子達のことを勝手に、可哀想だとかいう目で見ている自分がいたことに気づいた。同時にそんな自分に物凄く嫌気がさした。

私たちの生活とはまるで違うからって 不幸だと思い込んでいたんだ。そりゃあ私たちが 今この状態で、あの子たちのような生活を送ってください と言われたらそれは困難だろう。
だけど、私にもその子たちにも幸せの基準がそれぞれある。
私が音楽を聴いて幸せを感じるように、あの子たちにも同じような幸せがあるんだ。

CM等で不幸だとか貧しいとかいう表現をされることが多いし、もちろん先進国と発展途上国の差が著しいのも事実。
それでも私たちは同じ人間だ。違う環境で産まれ育ったとしても、今同じ時を刻んで、呼吸をしている。
幸か不幸かなんて自分次第だし、誰かが決めるものじゃない。そんなことを改めて気付かされた

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