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八福神を拝みに行ったら、舞台上の四神に魅入られてしまった話

それは2022年5月14日、私の七福神もとい
八福神・OCTPATHを観にGirls Awardへ参戦、

タコちゃんたちの30分怒涛の4曲、全米が泣く
激カワステージが終わり一息ついた時だった

なんとなく聴き覚えのあるミディアムバラードが流れ始め、両脇のオタクがいそいそと立ち上がる


「やっぱり次OWVか〜ライブ見たらハマるって
 言われたけど、どうなんだろう」


OCTPATH結成が決まった時に、先輩グループがいるとの話を聞き、いくつか動画を観ていたのでOWVの存在自体は知っていた

しかし見た目から「オラオラ系」だと思っていたし、いつも清涼アイドルばかり追ってしまう私は失礼ながらハマるなんて全く想像もせず、
この時は前情報から「この4人なら佐野くんかな」と思っていた程度だった


推しの評判をオタクのせいで下げたくないので、
基本的に目的以外のアーティストの出番でも立ってペンラを振っている私は、とりあえずペンラを青色にし、両脇のオタクたちと同じように立ち上がった


一応タイトル曲は全て予習してきたので、
先程の曲が最新曲であることはぼんやりわかった

が、一夜で全てを覚えるのは不可能で、
その後の曲は一つも私の知識と合致しなかった

双眼鏡を覗いたりしつつもあまりピンと来ず、
その日はOCTPATHとの舞台経験値の差、芸能スキルの格の違いにただただ感心し、「2曲目良かったな…」というフワフワした感覚を抱えたまま終わった



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1週間後
YouTube依存症の私は、「特に観たい動画はないけどYouTubeを観たい」なんてことがままある


そんな時、
ガルアワOWVステージ2曲目をふと思い出した
深夜0時である

「あれ良かったな、もう一度観たいな」

観る

「やっぱり好きだなこの曲、なんて言うんだろ」

Twitterでセトリ検索をかける

「Sound the alarm……へぇ〜…」
↑もののコンマ1秒でApple MUSICライブラリ追加

この時まではまだ「曲が好き」なアーティストで
止まっていた

ここまではよくあることである



「そういえばChaserの浦野くんパート、結構好きなんだよな」

Chaserはオクト・バズ(OCTPATHのCS番組)で流れていたこともあり、唯一前々から知っていてMVも見ていた曲だった

それだけにガルアワでもKCON(※)でもChaserを見れなかったのは残念で、MVとついでにいくつかダンプラまで観た


数日間、何回か観た


そして、気がついたら
「浦野……秀太………」とうわ言を繰り返す状態になっていたのである
彼の表現力、Chaser・Roarの振りの映え方、
とにかく素晴らしかった

「いや…これ以上推しを増やしてはならん……
 私の情緒と財布が悲鳴を上げるだけ………」


ここで私の言う「推し」とは
"本気で追い、お金を落とす対象"を指す

私も一応人間なので、この両手で掴めるものといえば推し2人が限界である
そして既に両手はホン・ジュチャンと四谷真佑で埋まっていた

しかし意志と反対に私の手は止まらない
ガルアワのステージを何周もしたことをきっかけに改めて全MVを視聴し、いくつかツイートをした


そして辿り着いてしまったのである

So Pickyに


後々2022年上半期、最も聴く曲になることを
当時の私はまだ知らない

ラテン音楽、特にレゲトンが好きな私にとって刺さりに刺さった、1秒聴いただけで運命を感じた

好きだ、好きすぎる、あまりにも

「パフォーマンス映像はないの❗️❗️❓」
深夜2時に血眼で探した結果、"イメージビデオ"という聞いたことのないものは見つかった

よくわからん…後回し!

そしてあまり大きな声では言えないが、
デビューステージ配信を上げてくれている人がいたのでソッコーで観た

出た感想はただ一つ



「佐野文哉さんのダンス、骨格」


堕ちた


完全にそう思った
見事に堕ちてしまったのである



そこから先の記憶はほとんどない
ただ狂ったように佐野文哉さんを見、5/14、15の写真を探し(ビジュが好きだった)、小説が一冊出せそうなくらいツイートの下書きを溜めた
(イメージビデオもちゃんと観ました)


ツイートせず下書きに溜めた理由は、物凄く葛藤したからだ
「民子」はOCTPATH、四谷真佑のためのアカウントでありOWVの話をメインでするべきではないと

最初は下書きを供養するだけで留まっていた


しかし水を貯め続けたダムはいつか決壊する

意を決してSound the alarmダンプラを観たことをきっかけに、佐野文哉さんへの思いが溢れ出し気がつけば100ツイートくらいしていた

文哉さん推しになるかと思っていた矢先、
池袋PARCOビハインドを観て、抑えていた浦野秀太への思いも爆発してしまう


「どちらも同じくらい好きだ……こんなに1人を選べないこと、初めてだ………」


そしてさらに好きな2人が「うさ組」という
なかなかデカそうなケミであることを知る

すぐに体格やステージングのコントラストに気付きヤバさを感じて「うさ組……うさ組………」とうわ言で呟いていた私に、幸か不幸かめちゃくちゃうさ組関連のマロが届く
(当時のマロ主さんたちは天使であり悪魔だと思っていますありがとうございます)


端的にうさ組がどれくらいヤバいかというと
顔、体格、育った環境、経歴、音楽性、ステージング、キャラクター、運動神経、お酒、愛情表現……ざっと挙げただけでもこれだけの項目が
正反対なくせに、

プデュ以前に出会った親友


なのである


その予想以上のシンメとしての仕上がり、エピソードの重さ、愛のバカデカさ、あまりの宇宙っぷりに完全に再起不能、完敗だった



こうなってしまうと後は早い
FCに入会し、ツアー抽選を申し込み、CDを積む
あっという間に新規QWVの爆誕である

(余談ですが、私はお金を使ってからそこのファンダム名を名乗る、と決めています。そしてお金を使うほどの推しは滅多につくりません。OWVさんの引力の強さがわかりますね。)

こうして私は4本の手で推しの手を掴むバケモノと化してしまったわけだが、幸せだからOK




ところで、QWVになって一つ後悔したことがある


OWVは結成して2年経っている

ということだ


"彼らのこれまでの2年間を知らない"

それは、得たくても得られないデビューの感動、行きたくても行けない現場、欲しくても手にできない彼らとの思い出に悔し涙を流し、地団駄を踏み、「もっと早く知っていれば……!」というどうにもならない思いに苛まれることを意味する

現在彼らは7/27に新曲リリース、
秋にはツアーを控え、これからもOWVだけの道を超スピードで前進していく

後からハマる我々を待ってくれることなどない



OWVが気になっている人へ

1秒でも早く見てくれ


それだけが後悔を減らす唯一の方法だ


幸いにも私がハマったきっかけである
Girls Award 2022 S/S のステージは

全編 無料で YouTubeで

公開されている

著作権、肖像権がガチガチに幅を利かせる
この日本でなんとも太っ腹

「16分もある…」と思わず、どうか最初の2分だけでいいので観てほしい
私が彼らを"舞台上の四神"と呼ぶ意味がきっとわかるはず

ここまで読んでくれた方、ありがとう
沼の底で会おう



※同日別会場でKCONというイベントも開催されており、そちらにもOWV、OCTPATHが出演していたため、私は両方観に行った。

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