進学科の高校で10位から1位まで順位を上げた話

友達にどうやって成績伸ばしたのか書いてみたら?と言われたので私の体験談を書いてみようと思います。

あと、タイトルは仰々しいですが成績UPに苦しむ人のメンタル面での考え方がメインになっているかと思います。

僕自身、こういう考え方を中学生のころに知ることができればどれだけよかったかと高3くらいの時に思っていました。


かれこれ昔の話になりますが、あまり勉強をすることが好きでないのになんとなくで高校進学で私立の進学科クラスになってしまったのが始まりでした。

進学科の人数はざっと50人くらいで、最初のテストの時点では11位でした。そんな私がどういう経緯で1位をとれるようになったのかをお話できればと思います。

ポイントは効率化です。いかに自分で効率化できるかがカギになります。

私の高校は部活動は非常に活発な高校で、全国大会などにも行く部活がたくさんあります。しかし、進学科は入学時に部活動はできるだけするなと言われていました。そんな中で私はがっつり3年の国体の時期までがっつり部活をしていました。

しかし、成績は落ちることなく順当に3年間を終えることができました。また、私の周りの人間でほかに成績が好調だった人も部活動をやっている傾向が強かったように思えます。

まずここで一つ推測としていえるのが、体をある程度動かしたほうが脳にはいい作用があるのではないかということです。思い返してみれば、中学校時代の成績上位者も部活動をがっつりやっていた人が多く、勉強だけをするよりも部活動をして限られた時間で勉強をしたほうが脳が効率よく学習をするのかもしれません。

また、学習のスタイルについても私は少しだけ工夫をしていました。

それは、徹底した自主学習のスタイルです。

当時は半ば強制的に塾に通わされていましたが、教えてもらおうにも正直頭に入ってこないことばかりでした。親に反対をすることはできないので塾をやめることはできませんでしたが、週一の塾以外は基本的にはすべて自習室での学習に切り替えました。また、部活動はほぼ毎日あっていたので1日90程度が宿題を含めて勉強に自由に使える時間でした。そこを徹底してどう使うかをしっかりと自分で考えていたので常に効率化しようとするサイクルが出来上がっていたのかと思います。

学校が終われば部活と90分の勉強時間しかないので、学校生活も使いようによっては非常に有意義な過ごし方ができます。

まず、自分の不得意な科目に関してはとにかく教科書を読み込みましょう。また、先生もたまにはいいことを言うことがあるので少しだけ耳を傾けつつも自分の理解不足がどこにあるのかをひたすら教科書を読み返して見つけましょう。僕の場合は文系科目が苦手だったのでひたすら読書の時間みたいになっていましたが、普通に授業のペースに合わせて読むよりも一人で教科書を黙読していたほうが早いペースで読めます。当たり前ですが、先生は口で説明しながら読むので当然自分で読んだほうが早くなります。ここで、できれば今やっている範囲よりも先に進めていれば、先生がポイントとなる部分を話すときに振り返って聞くことができるのでさらに効率アップです。

得意な科目に関してもやることは基本的に同じですが、違いとしてはとにかく先を行くようにすることです。公式も、化学式も、すべてを少しでも先取りしてみようとしてみてください。そうするとなんとなくわかりにくいなと思う部分や、意味が分からないから説明を聞きたいという部分が出てきます。そういったところだけを授業で集中して聞いていればほかの人が一発目で疑問に思うところを、授業中に復習として聞くことができます。

基本的に勉強のサイクルとして予習・授業・復習がありますが、授業の中で予習と復習を同時に行えるようにするのがポイントです。

授業によってはただただ眠いだけの授業もありますが、そういった授業こそ時間を無駄にしないチャンスです。

ただ、あまりにも眠くて周りも寝ているという状況であれば寝たほうがいいと思います。眠い時は何をやったって眠いものです。

高校の授業というのは中学生のころよりもより本質的な理解が求められます。そして、本質的に理解するために必要なことが、何がわからないのかを知ることです。暗記との大きな違いはなぜそうなるのかを自分の頭で理解できている点です。あらゆることに対して「なぜそうなるの?」という疑問とそれに対しての答えを出そうとする姿勢が最も理解する近道になります。

また、成績を目的に勉強しないメンタルも非常に大事になってきます。

正直、成績は相対的なものなので自分よりも頭のいい人はたくさんいます。今いるグループの中で一番になることはあくまで偶然の結果にすぎず、場所が変われば最下位になりえることを理解しておくことが大事です。ここをこじらせてしまうと、成績が良かったことが取り柄の痛い人間になってしまいます。

ここで、部活動をやっていることが少しだけ強みになると考えています。

部活動をやっているとたいていの場合は何かしら競技に参加する機会があります。部活動を強制されていれば話は別ですが、好きでやっている場合は好きなことでいい成績を残そうと練習をするかと思います。すると、ごく一部の人間を除いて、頑張ったとしても一番にはなれません。3年間もやり続けていくうちに絶対に1番になれる保証はないことを知ると思います。仮にどこかで1番になれたとしても、今度は下から追い上げられるプレッシャーとの戦いになります。そういった状況に身を置けるからこそ、部活動をすることで自然とメンタルが鍛えられていくのかなと私は思います。

具体的にこうすれば成績は上がる!というメソッドはないので、オチとしては弱いですが、長くなってきたのでまとめてみます。

成績を上げるためには

・とにかく効率化。使える時間をどう使うか自分の頭で構成する。

・部活動もできればやったほうがいい。運動嫌いなら筋トレでもいい。

・常になぜ?という疑問を持ち、その答えを探してみる

以上が成績が上がるコツなのかなと思います。

正直、相対的な成績を上げるのではなく自分の中にある疑問すべてに答えるくらいのつもりであらゆることに取り組めば、分野を問わずトップグループに属せるようになるし、何よりもそんなのが気にならないくらい”今やっていること”が楽しくなるのではないかと思います。

中学、高校、大学問わず必要な考え方かと思いますが、できるだけ早くこの考え方を知ってくれれば人生が少し楽しくなるのではないでしょうか。

拙い文章ですが、最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。

トウフ

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