参謀の思考法を読んで

突然ですが、会社の中で従順に生きることって大切だと思いますか?社内政治とか社内営業とか言いますけど、やっぱり周囲に気に入られて信頼してもらってこそ仕事が回るようになったり、居心地が良かったりしませんか?

少なくとも私はずっとこれを大切にしてきました。なんならどんな個性がある人ともある程度上手くやれると自負していました。

でも、ゲキサポ を通して自分が思っていることを言わずに社内で平和に過ごすだけって、ある意味扱いやすい部下かもしれないけれど、全然スキルがついてこないし、その人が言う言葉にはなんの説得力も持たないってことを学んだんです。そりゃそうですよね。

そんな気づきを得た私は、仕事で言うべきことがあればきちんと伝えるようになりました。(今まででは考えられない!私にとっては大成長!これはゲキサポ トレーナーさんが一番知っているし驚いていると思います。笑)

すると今までに抱かなかった感情が出てきました。上司や同僚など周りの人とのコミュニケーションや相性にネガティブな感情を抱くようになったんです。例えば

“なんでそんなモチベーション下げるようなことを言うんだろう”
“なんでもっと部下を信じてくれないんだろう”

など人間関係に関することが不満として出てきたのです。きっと自分が我慢すれば全てうまく回るという立ち回り方をあえてしなくなったからです。厳密に言えば、これまではこのような不満はあったとしても自分が我慢すれば出てくることもなかったのです。

こんなタイミングで、ちょうどゲキサポトレーナーさんから連絡をもらい、お話する中でそれならこの本がおすすめですよ。と教えてもらって電話をきった3分後にはAmazonでぽちっていました。笑

いつもの癖で前置きが長くなりましたが、、この本の中で今後もずっと頭に置いておきたい部分を引用します。

「ネガティブ感情」は、そのまま放置しておけばいい。相性がよい上司などまずいないと考えておいたほうがいい。そして、上司との相性が悪いと、誰だってストレスになります。ましてや、“裸の王様”になって横柄な態度を取るような上司を相手にすると、精神的な苦痛を味わわされることになります。どうしても、上司に対する「ネガティブ感情」がわいてくるのです。
私は、それは仕方のないことだと思います。自然とわいてくる感情なのですから、無理やり押し殺すこともできません。ただし、その感情に振り回されているようでは、とても「参謀」は務まりません。その感情はそのまま脇に置いておいて、仕事に向き合っていくほかありません。
そもそも、会社というものはゲマインシャフト(家族や村落など感情的な結びつきを基盤にした集団)ではなく、ゲゼルシャフト(目的達成のために作為的につくりあげた集団)です。もともと感情的な結びつきをベースに集まった集団ではないのですから、そのような場所で「相性」の問題を持ち出すこと自体がふさわしくない、と考えるべきでしょう。それよりも、目的達成に集中すべきなのです。

上司を「人」ではなく「機関」と考える
だから、私は、上司を「人」として見るのではなく、「機関」として見るようにしていました。
「人」だと思うから、相性が合わないと、さまざまな「ネガティブ感情」に苦しめられるのです。しかし、その上司は、事業目的を達成するために組織された会社のひとつの「機関」なのだと捉えればどうでしょう?
「好き」「嫌い」など関係なく、その「機関」を最大限に機能するようにサポートするのが自分の役割だと認識できます。そして、自分の遂行すべき仕事に集中できるようになるのです。会社は、目的達成のために作為的につくり上げたゲゼルシャフトです。そこでの行動指針は、どこまでも「合目的的」であることに尽きるのです。このように言うと、誤解する方がいます。
上司を「人」として見ないというのは、いかにも非人間的な感覚ではないか、と。しかし、話は逆です。なぜなら、上司を「機関」とみなして、その「機関」を最大限に動かすためには、相手を理解しようと努め、相手の気持ちに寄り添いながら、こちらが言動を律していく必要があるからです。温かい心を養わなければ、上司という「機関」を動かすことなど不可能なのです。



この本を読むまで、同僚や上司き感情丸出しで向き合って来た私にとって新たな気づきとなりました。
たしかに家族や恋人じゃないんだから、別に相性悪くても当たり前で、そこを追求するからしんどくなるんだな、感情はそんなにいらないんだな、と。合う合わないって人間生きてたらあることで、それを我慢したり合わない人と毎日顔を合わせて力も合わせて仕事をしていかなければならないなんて、かなりのストレスですよね。

あ、この人と合わないなぁ。そりゃそうだよね、だってこういうタイプの人と自分は元々相性悪いもんね。って思って割り切れたら辛くはないということ。

それを理解した上で、会社やチームが目指す方向性に淡向かっていくために淡々と努力すべきなんだと気づきました。

なんだかすごーーくすっきりしました。周囲と上手くやれてない自分、あかんなぁ。とか自分らしく働こうと思って発言したら周りに嫌われるんじゃないか、とか。考えるべきところはそこじゃなくて、どうしたら目標達成できる?どうしたらもっとスキルアップできる?なのに。。。


でもこんな風に考えている人も多いのでは?と思うのでそんな方は一度この本を読んでみてください!
私もこの本で学んだことを念頭に置いて仕事に取り組んでいこうと思います。



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