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マセキ芸能社所属の寺田寛明さんについて話したい

4月の話をする。マセキ芸能社の事務所ライブ、新体制ネモフィラブルー(ジュニア)に行ってきた。

こりゃ2022年は天下を取るな!という勢いを感じるモグライダー観たさで通い始めたマセキ芸能社の事務所ライブだったが、今となってはマセキ芸能社の芸人さんの魅力をたくさん知ってマセキ熱が拍車をかけている。

今回初の新体制で、前身(ライラック)ブルーのメンバーはどの芸人さんも初めて直接拝見したが、彼らももれなく愉快でとても魅力的だった。

さて少し私の話をさせていただきたい。
私は根っからのドルオタで、幼少期はハロー、中学生ではまだまだアイドル枠だったPerfume、大学時代には出戻りでハロー(もといアップフロント)にいれあげ、娘。のマネージャーになるために大学退学も考えたくらい好きだ。15年3月3日Berryz工房と共に実質ハロー現場を抑えるようになったが、いつまでも大好きである。

これをふまえ今回は、「笑かしたるで」の芸人魂が根底にあるのは勿論、当人も愛してやまない、まるでアイドルのような、芸人では見た事ないブランディングに営業力と企画力を持ち合わせた寺田寛明さんの類を見ない魅力的なバイタリティについて書きたい。

寺田さんというと昨年R-1決勝から勿論存じていたが、フリップ芸、塾講師という記憶があるくらいで、正直詳しくは存じなかった。
ネモフィラではハロプロのサブスクを求めるネタのくだりに共感した。

公演後、ご本人がかなりのドルオタだと知りTwitterを覗いてみたら、当人のアイドルアカウントでのアイドルとのツーショットチェキで完全にふにゃっふにゃになった寺田さんをみて面白さを覚えたのち、寺田寛明さん本人の「チェキ」「デジタルチェキ」というワードを見て私はさらに身体を前傾させて画面を食い入るように覗き込んだ。

超硬派に見えた芸人のアイドルマーケティングというギャップに打たれ、ジョイマン西村みたいな『なんだコイツゥ!』が口から出た。
”見た事のない人類を発見した時”専用の、最良な言葉だと思った。

芸人さんは「お笑い(技術)よりビジュアルに寄ってくることが多いと言われている異性を意識したあれそれを苦手に思う傾向にある」と思っていたから、逆手にとるマーケティングを自ら考案する芸人がいたと知って、すこし地下ライブをかじったくらいで芸人を知った気でいる自分を恥じた。

"ピン芸人"というとピンと呼ばれるだけあって、もともとコンビの方が1人で活動されていく形がピン芸人の印象だったのだが、当人はハガキ職人出で、今までもずっと一人で活動されてきていると知り、それまでの経緯もあってか自身のブランディング、マーケティング戦略が独自性を持ちながら達観していた。功績を簡単に記す。

・大喜利イベントを10年主催(※共同主催、素人参加ok)
・主催イベでのチェキ企画(上記企画の人気な常連を交えても開催)

それも今となっては10年積み上げた大喜利イベントが大成して、常連の素人大喜利ストが芸人になっていたり、
その大喜利ストのチェキ会まであると知り地下大喜利界創始者ともいえる寺田さんの独壇場の界隈がめちゃくちゃ面白い事になっているらしいとThe Night(月曜MC:スピードワゴン)にて知る。

※放送期限が切れていました。未来ある(かわからない)全公開の機会にご期待ください。

寺田さんは地下大喜利界の創始者芸人かつ、アイドルだった。

どっちか選ぶのなんてのはなく彼はどっちも取る男だった。うーん、だからそう、バカリズム夫妻をぎゅっとひとつにして擬人化してみたら、大体寺田寛明なのかもしれない。

ZAZYもびっくりのなんそれである。

先日マセキ芸能社所属のお笑い芸人で、メジャーデビューをした、パーパーのほしのディスコをうけてこの事務所はどうなってんだ
(※諸先輩であるウッチャンナンチャンのポケビとブラビは当時の番組企画で、世間が頷く人気絶頂なコンビである前提があった)
と感じた矢先だったのもあいまって余計、魅力的な話だった。

予想外の芸人が転がりまくっていると楽しさから、魅力が知れば知るほどでてくるマセキ芸能社に楽しさがキャパを超え、もはや嘆きに変わっていた。

心のノブがもうやめれと嘆いている。

時はさらに遡り3月、バーガンディレッド終わりでモグライダーの芝さんをFu-沿いで発見したので、客も歩くこの道を歩くのは大変なのではと声をかけたら「だってこの道、駅から1番ちかいじゃん」と軽く会話をさせてもらった。物凄くフランクで、親戚のにいちゃんに話しているかのようでいつのまにか緊張もほどける、不思議な感覚だった。

ただ、多分きっと、同じ状況で寺田さんを発見しても緊張して声をかけることさえできないと思う。

彼はアイドルのマーケティングをしていて、私もどちらかというともう、既にちょっとアイドルとして見てしまっている。
芸人なのに頭でのカテゴライズがどうしてもアイドルなのだ。いわゆる、これがワーキャーな感情なのだとも自覚した。

そもそも彼は多分Fu-もといバティオスまでのあの直線距離の道を「だって1番駅に近いじゃん」なんて理由で歩かないのではないかと、なんとなくそう感じた。

そんな本日はネモフィラブルーも3回目。
寺田さんへの純情な感情が1/3くらい伝わってると良いけれど。

ご本人のTwitterより素敵な画像を使わせて戴きます:https://twitter.com/teradann/status/1529498654247071744?s=20&t=HM09oW4jwR9YmEmAybntGA

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