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やっぱり私…Liella!が好きだ!  「Liella!3rdライブ埼玉公演」感想

注意
・書き手の感情論、考察、妄想が含まれますので苦手な方はご注意ください
・今回はLiella!好き好きbotでいかせていただくので把握よろしくお願いします!


 まず始めに、皆様!3rdライブツアー埼玉公演もとい、7都市14公演お疲れ様でした!(大遅刻)
ブログを書く書く言いながらアーカイブも買ったりして準備を整えたものの、あれやあれやという間にもう1週間以上経ってしまいました!wこれを読んでいただく皆様はもうだいぶ気持ちの切り替えも済んでるとは思いますが参加したあの日を思い出して読んでいただけると幸いです。それではよろしくお願いいたします!

セトリ

 まずはセトリから色々と感想を言っていきたいと思います。まず一つ目としまして…

 埼玉day2「Go!!リスタート」でさゆから指差しウインクファンサ貰えました!ありがとうございます!!!
 いやぁね、あの時さゆが指差した列でマリーゴールド色を振ってた一番手前のオタクが私だったんですよね…(指差しされたことに興奮しすぎてアーカイブ配信でウインクに気付いたのは内緒)物販のガチャでもGo!!リスタートでしたし、もう何かしらの力を感じましたねw
 さて、真面目な感想になると今回は新たにShooting Voice!!を加え、そしてユニゾンやday1を9人verで披露していましたがこれがほんとに良かった…!ユニゾンは2ndライブの頃から5人のLiella!が最高に盛り上がってた時期に披露され、今なおあれを超えるものはいないと明言する方々も多いといわれるいわば名曲中の名曲でした。
 ツアー中に9人verを披露した際は、やはり色々な反応がSNSであがっていましたが今回のユニゾン(9人ver)、私はとても好きです。
 配信で改めて見るとやはり楽しそうにパフォーマンスをする9人、やはり見応えがあるなぁと感じました。私自身、最初からLiella!9人体制は肯定していましたがこれからもどんどん9人verの曲は増やしていただきたい、そう感じた埼玉公演でした…。
 9人verといえばやはり「私のsymphony」は外せません!最初は無観客で5人で披露し,1stライブツアーでは劇中の展開に則ってソロ曲として、2ndライブではさらに成長した5人の素晴らしい演出のもとで再び5人の曲として披露され、リリイベでは新たに二期生を加えた9人の歌として再構築、3rdライブツアーではまた新たな一面として、オーケストラverで披露された「私のsymphony」は本当にいつでも私の心を震わせてくれます…!
 個人的にですが、9人になったことでより歌詞の内容により近い心情を抱えてるキャラがそのパートを担当する、といったことができたので9人verでより曲に深みが出た、と思っています。これもまたユニゾン以上に初期からLiella!を支えてきた名曲なので色々な意見があると思いますが、今後もセトリに入れていただけると嬉しいなとそう願わざるを得ない、最高のセトリでした。
 あとやはり、day1ですよ…!仙台公演の頃から思っていましたが、ぺイえもの2人をラスサビに持ってくるセンスを考えた人は本当に天才なんじゃないかと…「夢をみる」こと、夢を叶えるために「努力をする」ことの重大さ、難しさ、これらをテーマに抱え、その上で「遅すぎるなんてない」「不可能なんてない」とハッキリ明言してくれるある意味とても難しいであろうあの曲をこの2人が歌い上げてくれたのは本当に最高だったなと…!個人的に9人verとして披露した曲の中では一番大好きな曲がday1です…!本当にありがとうございます!
 あとはやはり、cv結那さんが見事に歌い上げたウィーン・マルガレーテの二曲「Butterfly Wing」と「エーデルシュタイン」はマジで良かった…!ステージやバックスクリーンの演出も相まってまさに「息を呑む」パフォーマンスだった…!特に「エーデルシュタイン」なんか「Sing!Shine!Smile!」と対比になるかのようなステージ演出がされてたりしててマジで良かった…!!
 それに、埼玉のファイナル公演にてようやく声出しが解禁され、一つの一つの曲にまたさらに魅力が増したようなそんな感じがしたので本当にそこも良かった…!(個人的には「ビタミンSUMMER!」や「POP TALKING」あたりのコールがめちゃくちゃ楽しかったです!)

MCについて

 さて、まだまだセトリで喋れることはたくさんありますがあんま喋りすぎるとセトリ部分が長すぎちゃうのでここいらで一旦切りまして、ここからはMC(day2の話)について感想を書かせていただこうと思います。
 単刀直入に結論を言いますと「感涙」でした…!私自身、ライブ中は全力で応援をしてる分、後半になると水分が足りなくなって酸欠気味になることがしばしばありまして…なかなかライブで泣いたことがない人間だったんですけども今回の埼玉day2の MCはほんとにボロボロ泣かせていただきました…ありがとうございます…!そんな感謝の気持ちでいっぱいでした…(ちなみに帰りの電車で連番相手のリア友の目の前で少しLiella!の話をしたり、曲のイントロ(特に私のsymphony)を聞いただけでボロボロ泣いちゃうような情緒不安定っぷりを発揮してしまいましたw)

二期生のMC

 ここからは少しMCの流れに沿って、個人的に印象的だった言葉を一部抜粋しながら、感想を語っていきたいと思います。記憶頼りで書いていくので実際の言い回しとはちょっと違うかもですけどご容赦ください
 まずはえも→くま→やぶ→のんの順で回っていった二期生4人のMCから、個人的にはもうえもりんの時から涙腺やばかったんですよね…今回、二期生にとっては初めてのツアーでそれぞれがそれぞれの目標、そしてファイナルに至ってどういう壁がこれまであったのか、どういうものを抱えていたのか…そういう部分を今回のMCで我々に話してくださっなというのが結構印象強く感じましたね…。

「自分が大好きなLiella!に入って…大好きなLiella!を壊してしまうんじゃないか…大切なものを壊してしまうんじゃないか」
「Liella!の鬼塚夏美役は私で良かったのか、自信が持てなくなってしまった」
                  絵森 彩
「「四季に追いつけ追い越せ」って目標を掲げてたけど背中も見えなかった」
「私たちが成長するたびに彼女たちもどんどん先へステップアップしていくから」
                 大熊 和奏
「一期生達のステージを間近で見て、悩んだり壁にぶつかったりしてるところも見て、相談に乗って上げたられるくらい強くなりたい、成長したいってずっと思っていた」
「でもやっぱりまだまだ私は一期生に助けられてばかりで、こうやってすぐ泣いてしまう」
                 薮島 朱音
「自分はずっと誰かの特別な存在にみんなを笑顔にできるアイドルになりたいと思っていた。でも自分はそんなキラキラした存在にはなれないから諦めようと思ったり応募用紙に文章を書いてる途中で泣いて応募できなかった。」
「一般公募オーディションの時も周りの女の子たちは歌もダンスも上手くてキラキラしていて「ぁぁ…自分はなんてバカな思い違いをしていたんだろう」「自分はここにいてはいけないと思った」」
                                                     鈴原 希実

 二期生が加入して、様々な肯定や否定の意見が今なお、飛び交い続けています。今回のMCでもそれは取り上げられており、(二期生では特にえもりんがその手の話題に触れていましたね)もちろん5人の時の方が好きだったと考える人がいるのは当然ですが、やはりその一方でそういう意見を含めた様々な声を受け続けてきた二期生たちは本当にここまでものすごい努力と忍耐を自分に課してきたんだなと思わざるを得ません…本当にすごい人たちなんだなと思います。

「こんな疑問を持ったままスクールアイドルでいることはみんなに何より夏美に対してすごい失礼だと思っていた。でも、みなさんからの応援のおかげで少しずつ自分を認められるようになった。大阪公演で貰った拍手でやっと自分でいいんだって思えるようになった」
「「自分をLiella!の一員として認めてもらう」って目標がやっと実現できた」
                  絵森 彩
「でも、だからこそLiella!は終わらない、完成しないんだなって強く思えた」
「今日という日は今日しかない、その限りある時間の中で輝くってとても素敵なことだと思った。みんなも自分の中の光を忘れずに持ち続けて、これからも私たちと輝き続けてほしい」
                 大熊 和奏
「ファンミーティングツアーから3rdライブ14公演まででどうやったらメンバーにより近づけるのか、それをずっと考えてきた。それを考えられたのは一期生たちに追いつきたいと思ってその背中を追いかけ続けてきたから今の二期生を加えた9人のLiella!のパフォーマンスがある」
「いつか一期生二期生関係なくみんなを助けてあげられるような大きな存在になりたい」
                 薮島 朱音
「合格通知をもらって、大好きなことだから自分の人生を賭けて頑張ってみようと思ってここまでやってきた」
「3rdライブツアーを通して、皆さんがメンバ一人一人を愛してくださっていて、初めからみんなが特別な存在なんだってことに気づけた」

                 鈴原 希実

 でも、その中で決して楽とは言えない道のりの中でこのような「みんなの応援があったから」、「みんなが支えてくれたから」と言ってくれるのがほんとにもううれしくて仕方なかったんですよ…!たとえどんなにありきたりな言葉だろうと、それを涙ながらに語っていただけるってのがもうほんと…オタク冥利に尽きるってもんですよ…!(特にやぶちゃんやのんちゃんの「すぐこうやって泣くんですよ」や「人生をかけて頑張りたい」って発言には「この人たちはただ泣いてしまうことも自らの短所と捉えてるのか…ほんとにすごいプロなんだな…」って思いましたね…)
 こんなすごいプロの方々が我々の前で涙を流しながらこんな話をしていてそれを聞かせていただける…ほんとに感涙でした…!ありがとうございました二期生…!最高でした二期生…!

一期生のMC

 さて続いて、なぎ→ペイ→なこ→りー→さゆの順で回っていった一期生5人のMCも、印象的だった部分を抜粋して感想を書いていこうと思います。
 一期生は一期生で MCの方向としては結構個人個人で違う方向でお話をされていたなと思いましたね。(さゆなぎが壁にぶつかり、乗り越えたお話でペイなこりーが周りを励まし、周りに感謝をする、といった話だったなという印象ですね)

「コール&レスポンスで、1stツアーの時は声が出せなかったけど私は、皆さんに「葉月 恋」って呼んでもらえるのかすごく不安だった」
「アフレコ現場で「恋ちゃんはみんなに嫌われる人でいてほしい」と伝えられたこと、アニメが始まって「恋ちゃん好きじゃない、いらない」といった様々な声を聞いて「どうしたら恋ちゃんをみんなに好きになってもらえるだろう」ってずっと考えて1stライブツアーをまわったけれど、正直コール&レスポンスがなくてホッとしていた」
                青山 なぎさ
「二期生やなぎちゃんの話を聞いて、私はすみれちゃん役として胸を張ってステージに立てているのか、私だけじゃなく結那含めたみんなが悩んだ時期は必ずあった」
「思い出したくもないような失敗をライブでこれまで二何度もしたことがあったし、思い出しただけで怖くなったり涙が止まらなくなったりした」
                                               
                ペイトン尚未
「一つ一つにお返事をしたい、一人一人と会話をしたい。でもそれは現実的じゃないから、私にできることってなんだろうって考えて、ちぃちゃんやLiella!のみんなと一緒に元気いっぱいパフォーマンスをすることだって思った」
「好きは人それぞれだけど、どうしても周りと比べちゃう、私も結構比べがち…でも、胸に手を当てて私は私らしくていいんだって一個思えれば新しいものが見つけられると思う」
                                                     
                  岬 なこ
「Liella!は声を出せない状況の中で生まれた、ということでみんな最初から応援したい!応援しよう!って気持ちができたのがすごい嬉しいし、感謝したい」
「ライブで全然声を出せなくて、うおおお!とか力入れた応援ができない中で私たちを応援しよう!って最初から思ってくれた人に感謝です」
                                                     
                   Liyuu
「一期の頃はかのんちゃんが自分とめっちゃ似てると思っていたけど、二期になってめちゃくちゃ遠いところにかのんちゃんが行ってしまったと思った。
かのんちゃんがウィーンちゃんの歌を聴いて、「本当の歌じゃない」って言うセリフが最初「どういうことだろう」と思ってしまって言えなかった。」
「自分のプロフィール欄に好きなことはってところに「歌を歌うこと」ってずっと書けなかった。
1stライブツアーでは必死でぎゅうぎゅうな気持ちでやってきたけどそこには楽しさが確かにあって、でも時が進んでかのんちゃんが成長していくにつれてその楽しさがなくなっていくかもしれないと考えるのがすごく怖かった」
                伊達 さゆり


 いやもうほんとにどれだけ泣かせれば気が済むんですかと…!(涙)個人的には二期生からのなぎちゃんのお話を経てのペイちゃんからの話が本当に涙腺にトドメさしにきまして…私もそんなに現地に行けてたわけではないですが、なぎちゃんやさゆりんが自ら壁にぶつかった話をする、と言うのが結構新鮮で、だからこそより心に響きましたね…。
 SNSを見ればやはり今回のMCは色々と意見が飛び交っていたと思いますし、私も色々と見ていく中で肯定的な部分も批判的な部分もいろいろと加味して批判的な意見の中には納得できる部分もあったりはしました。
 確かに、なぎちゃんの嫌われ者キャラからのスタート、というのは物語において必ずといっていいほど必要な役どころではありますがそれを言われてショックを受けたというのは事実でしょうし、さゆりんのお話も声優といういわゆる演者としてのお仕事をやっていく中で常に付き纏ってくる問題だと思います。
 その上で私は、やはりこの人たちはプロだなと最初に思いました。なぎちゃんは嫌われ者の役をやるとなっても結局、今日までそれを踏まえ、それを乗り越えた「葉月 恋」というキャラを全うしてきましたし、さゆりんもキャラとの差を感じながらも「澁谷 かのん」という常に自分のはるか先へ成長し続けるキャラを今日まで演じ続けてきました。
 この「演じ続ける」というのが本当にプロだなと、この人たちは本当にかっこいいなと心からそう思いました。途中で投げ出さず、諦めず、失敗を恐れず、ファンの前では笑顔でやり通す、言葉にすれば単純ですが本当に厳しく難しいことをずっとやってきて、その上で自分の壁にぶつかったりいわば「裏側」の話を我々に話してくれる、それがただただ本当に嬉しかったなと私は思いますす。

「今は「葉月 恋」と心から呼んでくださる方に恵まれて、囲まれて、本当に良かったなって思っています」
「1stライブツアーの目標として、「テレビアニメで見せられてない恋ちゃんの魅力を私が代わりにパフォーマンスで表現できるように頑張りたい」とずっと言ってきたけど、今はもう恋ちゃんに背中を押される側になっていて、皆さんに変わったんだなって思ってもらえたと思うので、葉月恋と青山なぎさ、二人三脚でもっと良い恋ちゃんになれるよう頑張っていきたいなと改めて思いました」
                青山 なぎさ
「「澁谷かのん」役の「伊達さゆり」がいて、「唐可可」役の「Liyuu」がいて、「嵐千砂都」役の「岬 なこ」がいて、「葉月恋」役の「青山なぎさ」がいて、「桜小路きな子」役の「鈴原希実」がいて、「米女メイ」役の「薮島朱音」がいて、「若菜四季」役の「大熊和奏」がいて、「ウィーン・マルガレーテ」役の「結那」がいて、そして私は、「平安名すみれ」役の「ペイトン尚未」です!!」
               ペイトン 尚未
「本当に強くて 真面目で まっすぐで 負けず嫌い
一人一人がすっごくキラキラしてて、そんな二期生が私たち一期生がいるこのLiella!に来てくれて本当に良かった!幸せだ!って私は思っています」
                  岬 なこ
「5人の曲とか、たくさんの曲は声出しできないところで終わっちゃったのは私も可可ちゃんもきっと悔しいって思っているけれど、でもやっぱり今、できたってことがすごい良いことだし可可ちゃんもきっと前向きにそう考えているはず」
「「これから」の話はもっともっと良くなるはず、でも声出しがなかった頃のライブは絶対に忘れないし、声出しが解禁されてもっともっと会う機会も増えるんじゃないかなと思うし、ライブももっともっとできるようになると思う、声出し最高でした。」
                                                   
                   Liyuu
「歌だけじゃなく、性格も真逆だと思って「澁谷かのん役の〜」って言っちゃダメだなと思った。でも、ありがたいことに色んなところで「澁谷かのん」役と言わせてもらっていて、でもやっぱり「悔しい」、「もう無理かも」と思ってもやっぱり助けてくれるのはかのんちゃんだったりメンバーのみんなだったり、応援してくれる皆さんでした」
                                               
                伊達 さゆり

 こうやって、色々な話をしてくれる中で本当に嬉しいかっこいいと思う反面、(今回は特にペイちゃんやなこちゃんの MCが印象的でした)二期生のみんなの背中を押すようなアンサーを示してくれたような MCもあって、本当にもう色々喋ってきましたがやっぱり「あぁ…この人たち大好きだな…!」って思えましたね〜…。
 今回の MCを聞いて、私はもう「今」と「これから」のLiella!をより着目して見ていこう、応援していこうという気持ちがより一層強くなりました。確かに、「これまで」の5人でやってきたライブはとても素晴らしかったですし、私も忘れられない思い出として心に刻み込められています。
 でも、りーちゃんの MCでもありましたが「これまで」を絶対忘れずに「今」を、そして「これから」をもっともっと見ていきたい!追いかけていきたい!そういう心構えで今後のLiella!追っかけていきたいと思います。 MCほんと最高でした…!

「マルガレーテちゃんの心も溶かしたリエラの歌の力ってすごい!」
「Liellaのみなさんと出会ってここにいる皆さんと出会って…こんな出会いって奇跡だと思うので、私もこの出会いを一生忘れたくないし、ずっと大切にしていきたいです!」
                   結那

 結那さんにも本当に感謝の気持ちでいっぱいです…!Liella!と一緒に歌ってくれてありがとう…!ここまで完璧にウィーン・マルガレーテちゃんを演じ切っていただいて本当にありがとう…!3期がどうなるかはまだ分かりませんが、今後の活躍を精一杯応援します…!!ありがとう…ございました…!!

考察(という名の妄想)

 さて、ここでは軽く今回のライブでちょっとした考察というかこうだったらいいなという妄想をつらつら書いていきたいと思います。タイトルは「day2最後の MCとラブライブシリーズの羽根の演出について」です。過去作品にも触れるので一応、ネタバレ注意!です。

 埼玉公演day2にご参加した皆様ならもうなんなのか分かるとは思いますが、あの「例のセリフ」を最後にさゆりんが我々にたった1人残ったステージで伝えていただいたとこですね。
 あそこのシーンはこれもみなさんご存知の「ラブライブ!スーパスター!!」の記念すべき第1期1話「まだ名もないキモチ」のラストシーンのセリフですね、諦めかけたかのんちゃんが最後の最後で踏みとどまり、可可ちゃんに自分の気持ちをそのままぶつける、といったシーンでかのんちゃんのバッグにふわりと羽根が舞い降りる…といったシーンになっています。

 私は、ラブライブシリーズにおける「羽根」とは「自分の進むべき道を決めた時のそのキャラの心情の変化の際に現れるもの」だと考えています。この「羽根」の現れ方も結構重要で、各作品においてこの「羽根」を「認識しているかしていないか」、という点で各作品に違いがあったりします。

 まずはμ'sの場合、初代の作品でもあるμ'sは「限られた時間の中で精一杯輝くからこそスクールアイドル」、「やっぱりこの9人だからこそμ's」と全員が全員、これからの進むべき道を定め、夢の先へと進んで行きました。そしてまさに「最後までやり切る」という点を主眼に置かれた二期では、明確に全員が「羽根」を認識し、そして全員が苦難や後悔などは一切ない晴れ渡った笑顔のEDが描かれています。

背景も一切の濁りない澄み切った青空が描かれ、全員の心情を表現しているように見えます。


 そして二作目となったAqours、答えこそ一部μ'sと共通するものはありますが、進むべきとして選んだ道はμ'sとは全く違うものでした。最初はμ'sの真似や憧れを強く意識したような表現を多く取り入れていた本作ですが、最後は自分たちの道を自分たちの経験や培ってきた想いで決定し、未来へと進んでいきました。

本作では羽根の認識に加えて、羽根の色が変わるのも重要なポイントの一つ、μ'sが白色だったのに対して、まるで「Aqours」を象徴するような海の色に変わっているのは、μ'sの真似事ではなく「自分たちの進むべき道」を表現しているのではないでしょうか


 そして三作目となる虹ヶ咲、直接的な羽根の描写というものは他作品と比べると印象は薄めですが、虹ヶ咲は全員がソロアイドルであり、主人公であるため物語の主人公的な役どころの侑ちゃんではなく、他メンバーのところに羽根が舞い降りる、といった演出をとっているのが特徴的ですね。
 目立つところとしては2点、しずくと栞子が劇中で曲を披露するMVのシーンでそれぞれ羽根が使われています。

「Solitude Rain」のMVでのワンシーン
歌詞の「眩しいあの空へと 飛び立つよ」からも分かるように迷いを振り切り、自分がこれからどうありたいかを明確化したが故の演出といえますね。
「EMOTION」のMVでのワンシーン
暗闇の中で一冊の本を見つけ開くとそこには
自分の本当の気持ち=鍵
自分の進むべき道を決めた表れ=羽根(空色)
がある、というシーンですね。(それぞれのアイテムの役割は私の妄想です)
同じく「EMOTION」のMVでのラストに使われた一枚
開き切った本に先ほどとは違いびっしりと書かれた文字、動き出した時計に開く時に使ったであろう鍵に「翡翠色」に変化した羽根があることから、自分の進むべき道をしっかり定め、そこに至るために自分の気持ちを偽ることなくさらけ出すことができた栞子の心情を表していると思われます。


 そして4作目となるLiella!ですが、二期が終了した上で劇中に羽が現れたシーンはまだ一期一話くらいしか見受けられていません。それに、ほか作品と明らかに違うのはその羽根をかのんは「受け取り」はしましたが、カバンにスッと入ったのでかのん自身は羽根を受け取ったことを「認識」してはいません。
 これはあくまで、かのんが「進むべき道」の中でも「スタートライン」、「始める」ことを決めただけであり、まだ「自分の気持ちをさらけ出した」だけの状態であるからと考察します。
 実際、羽根が現れたのは1期1話とまだ最初の最初、そして時が経ち3期で3年生となるかのんが自分の行く末、この限られた時間の中でどういう答えを出すのか、その時に表れる羽根はまた違った意味合いになるのではないでしょうか

「小さな頃からずっと思っていた…私は歌が好き、ずっと歌っていたい、歌っていれば遠い空をどこまでも飛んでいける…暗い悩みも荒んだ気持ちも、全部、力に変えて前向きになれる」
「やっぱり私…歌が好きだ!」
                                             
                澁谷 かのん
この決意のセリフと共に披露されたのが「未来予報ハレルヤ」、衣装や立ち位置、歌ってる場所もバラバラな5人が歌い切ったこの曲は、Liella!の始まりと共にこれから先の未来を明るく突き進むかのんの決意が現れた一曲でもあると思っています。


 そして、3rdライブツアー埼玉公演day2でさゆりんが発したこの台詞はほんの少し前に「かのんちゃんと自分に壁を感じていた」、「歌が好きだとずっと言えなかった」と言っていたことからも私は、この3rdライブツアーを経てさゆりんのこれからの活動へ向けての決意の一言だったのではないかと思っています。
 きっとまだ自分とかのんにはとてもとても距離を感じていることだとは思いますが、「未来」を「これから」をやっていくために未来の予報を晴れ晴れとしたものにするために、一期のどんなことにも必死で無我夢中だったあの頃とは違い、色々と視野が広がった中でこの言葉を言うことにどれだけの意味と重みがあるのか、それを感じながらも最後の最後で劇中で「未来予報ハレルヤ」に繋がる一言を今回のツアーの締めとして使ったのではないでしょうか。
 今回のラストで使われたこの台詞は劇中の台詞と比較して見てみると、ちょっと違いがありますがこれもまた、今回の不安や悩みを抱えたMCを経てのかのんちゃんをリスペクトした、「伊達さゆり」本人としての言葉であったと私は思っています。
 澁谷かのんを演じるにあたって誰かの真似事ではなく、自分自身でどういう澁谷かのんを作っていくのか、そこにはどう進んでいけばいいのか、まだまだ分からないことだらけだけども一生懸命、追いつけるよう進み続ける。そんな気持ちがこもった一言だと思います。

「私もいつか、かのんちゃんに追いつけるように頑張ります!」
「私やっぱり…歌が好きだ!」
                                               
                伊達 さゆり

 ここまで読んでいただきありがとうございました!ライブ終了してからの投稿日が本当に遅すぎましたが、ぜひ当時を振り返るではないですが、ちょっとでも思い出しながら読んでいただけたなら幸いです。ではまた、どこかの現地でお会いしましょう!みなさま、本当にお疲れ様でした!

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