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25 カブ主 クロスカブの歴史を知る

1958年に誕生した50ccの「C100」というモデルが初代スーパーカブ。自分よりちょっと先輩だが、ほぼ同じ時代を生きてきた事になる。自動遠心クラッチ、レッグシールド等、当時としてはあらゆる面で常識を覆すほどのバイクだったそうだ。1960年に追加されたのが二代目「C102」の当時の販売価格は6万2000円。

その後、大小のモデルチェンジを繰り返し、1982年には角目ヘッドライトに角型ウインカーのスーパー・デラックスが登場した。カブの超低燃費化も進む。1983年登場のスーパーカスタムではリッター180kmを達成した。50ccタイプ以外のスーパーカブは60年代からラインアップ。「CM90」は1964年、「C65」は1966年、「C70」は1969年に登場した。

派生モデルとして1997年に前後ホイールを17インチから14インチに小径化した「リトルカブ」、1998年には「プレスカブ(現在のプロ)」が登場。2002年には追加カラーのモデルを「ストリート仕様」としてラインアップ。

2007年モデルで大幅な変更がされた。電子制御燃料噴射システムのPGM-FIが採用され、2008年には50周年、2018年には60周年のアニバーサリーモデルが発売。2020年には『天気の子』ver.なるものも登場している。

さて、クロスカブだ。

2009年にスーパーカブ90の進化版として「スーパーカブ110」が発表され、そのスーパーカブ110をベースに、2013年に「クロスカブ110」が誕生した。型式は「JA10」。スーパーカブより最低地上高が高く、武骨なデザイン。オフロードっぽいスタイルが注目を浴びた。パールコーンイエロー、ファイティングレッドという色展開に、後にボスグレーメタリックが追加。「JA10」にはレッグシールドが標準装備で、これはこれで「アリ」だよなぁ、と思う。まだ現役でバリバリ走っている「JA10」も多い。

2017年の第45回東京モーターショーに「市販予定」として展示されたモデルが、翌2018年2月に「クロスカブ110(JA45)」として発売された。パールシャイニングイエロー、マグナレッド、カムフラージュグリーンの3色展開で、2019年には「くまモンバージョン」が登場。この年に、マグナレッドがラインナップから外れたが、新たにクラシカルホワイトが追加した。(この白いクロスカブもカッコいいんだよなぁ)そして2021年に2,000台限定で発売された特別カラーが「プコブルー」だ。

2022年、これまでのJA45型から、令和2年の排ガス規制をクリアするために新型「JA60型」が登場した。前後キャストホイールおよびチューブレスタイヤを新たに採用。前輪ディスクブレーキとABSも標準装備された。メーターも変更。ギアポジション、時計、平均燃費などを表示する機能が追加された。マットアーマードグリーンメタリック、パールディープマッドグレーの他に、JA45型では限定色だった「プコブルー」がレギュラーカラーとして設定。(プコブルーは限定色じゃなかったのか?!と怒った人も多かったのだとか・・・)

JA60型からマットアーマードグリーンメタリック、パールディープマッドグレーのフロントフェンダーが黒色になったが、プコブルーだけはJA45型と同じように車体と同色だ。(実はこのフロントフェンダー同色というのが、今回プコブルー購入の大きな要因の一つだったりする)。同年4月14日にグラファイトブラックの「くまモンバージョン」が追加され、2023年12月に、新色としてマットジーンズブルーメタリックが設定された。

クロスカブの歴史だけでなく、カブシリーズの偉大さを知った。