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岸田奈美さん「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」|ちょっと優しくなれるオススメの本③

どうも、BIGHIGHです!今日のオススメの本は、noteでおなじみ(!?)100文字で済むことを2000文字で伝える作家岸田奈美さんの初書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」についてです!

実は岸田さんには勝手に少しだけ思い入れがあります。本の中にチラっとワードがでてくる、日本財団さんとお仕事させていただいておりまして、そこから、ミライロ、垣内俊哉さん、赤べこ、そして岸田さんにつながっていくストーリーがあるのですが…んなこと、岸田さんは、ってかみなさんも知ったこたぁないですよね。

ってことで、勝手に思い入れ、勝手に岸田サポートということで…noteで読むんじゃなくて、電子版でもなくて、絶対にリアルな書籍で買うべき理由をいまから「5つ」あげていきたいと思います!あえて内容には触れません。でも、amazonでフラゲ(※本来は9/23発売です)できることを知り、すでに読破してます。おいしゅうございました!ごちそうさまでした。超おもしれー!

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理由①きっと買ったら売れる!
本当に面白いのか?そう思ってもまず買いましょう!noteの記事や電子版は買ったら売ることはできませんが、実際の本は買っても売れます。そして、今なら発売したばかりなので、メルカリならきっとほとんで定価で売れるはず!ボクは手放さない。面白いから手放さない。そんな人が多いはずだから、万が一あなたに合わなくても、きっと値崩れしていないはずだから、買うならいまなのです!四六時中本を携帯し、もし万が一道端で岸田さんに遭遇して、もし万が一サインなどしてくれて、このまま岸田さんが大作家になれば、プレミアもついていきます。いやあ、売れる。これは実際に、手に取らない売ることもできないよねー。

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理由②|しっかりものの阿川佐和子さんの腰巻の帯になんと!
この帯には、阿川さんのコメントだけでなく、なんと二科展出展されたこともある岸田さん渾身(かどうかは知らんが)の挿絵が!!この絵、本を読んでからみると、どのシーンか分かってよりエモい。ぐっとくる。これは実際に、手に取って見て見ないとねー。

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理由③|ださくない!超一流ブックデザイナーの装幀
革新的なデザインの装幀でその名をほしいままにする祖父江慎さん。この本を買うだけで、その一流デザイナーの(装幀)作品が買うことができてしまうこのお得感。ブックのサイズ感も、カバーの手触りや質感も、カバーをとった時の驚きも(このカットが一番好き)、赤べこの紙も、紙の色と同じのしおりも、途中でほどこされた仕掛けも。
斬新なデザインや画期的な装幀も、実は、すべて、きっと、本の内容をくみ取って作られているものなんですよね。岸田さんが「祖父江さんが愛してくれた」となんだか意味深な(?w)発言をされていましたが、その愛が伝わってきます。岸田さんの文章が一番活かされている装幀なんです!
祖父江さんのひとことで、二科展(岸田さんのこと)が練習したという絵も、イイ感じに仕上がるようにもっていってます。その超一流のディレクションぶりが感じられるのもよいところ!岸田さんよりも、祖父江さんの仕事ぶりを感じたためにも、これは実際に、手に取らないとねー。

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理由④|なくな!きらめきの一瞬、幡野さんの素敵フォト
岸田さんのご家族が煌めく瞬間を見事に切り取った写真、しかもベストショットと思われる2枚の素敵フォトが見れる!これは幡野広志さんの写真。写真単体でも素敵ですごいのに、祖父江さんの粋な計らいで、これぞ家族写真という温かいカタチでみられるんですよね。こんな贅沢な知らない誰かの家族写真が見れるチャンスなんて、そうそうないですよ。むしろこの写真を「ウチの家族です、素敵でしょ」って紹介したら、「素敵なご家族をお持ちですね。写真からすごく伝わります」とあなたの評価も爆上げに!これは実際に手に取ってやってみないとねー。

嘘はすぐばれるのでやめましょう。

ちなみにこれをきっかけにボクは幡野さんという写真家を知りました。調べたら、ものすごく興味が湧いたので、著書をポチりました。こうやって、世界が広がっていくのもまた、いいですよね。

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理由⑤|みんな触って!良太(未来の専務)の手書きノンブルの風合い
iPadもってます?見やすいですよね、テクノロですよね。でもiPadでは感じられないことありますよね?それは風合いです!この本のノンブル(ページ)はなんと岸田さんの弟、良太さんの手書き。この独特で、温かみの持つ文字はつるっつるのiPadの画面では雰囲気8割減。やっぱり実際の紙でないと、その風合いは伝わりません。これ、赤べこにも言えるけど。

ってことで、よいところ5つを、木下優樹菜さんが(定かではないが)愛を伝えたと噂されたような雰囲気で、愛をこめてつたえてみました。わかるかな?見出しを縦読み。

かつて江口洋介さんが「そこに愛はあるのかい?」とよく聞いておりましたが、今ならいえる。「はい、ありました。愛が。愛にまみれた1冊が。そしてそれはたった1300円で買えます。税抜きです。」と。

「愛は、買うことができる」

ということが、たった今確定しました!はい、愛はお金で買えました。

愛が買えるといっても、本に詰まった愛は自分へ向いている愛ではない。あくまで岸田家関連のもので、他人の愛だ。普通は自分に向いていない愛など役に立たないのでいらない!即メルカリ!となりそうなものだが…

でも、この本(と書いて愛と読む)はちょっと違う。昼間のパパより違う。手放すことができないのだ。なぜなら、読むと、きっと自分がこの本を愛してしまうから!





さて…

なんだか岸田さんの本を読んでさくらももこ先生を思い出しました。

内容、説明するまでもなく面白いです!ここは心配などいりません。岸田さんのこと知らなくても。知らないかたこそ、読んでほしい。解像度の高い喜怒哀楽がぐっと詰まっているから、岸田奈美さんとそのご家族が、そこにいるようです。

岸田さんのことを知らない妻に、何食わぬ顔をしてチラッと進めたら、パラパラと数ぺージをめくったあと、読むのが止まらなくなり、ずっと読んでいました。そのまま半分を読破し、そのままプレステ4でFALL GUYSを始め、長い読み込み時間を利用して、読んでゲームしての繰り返しですべて読破していました。

良太くんに魅了されたようでした。すげぇなぁ、良太。

岸田さん、初出版おめでとうございます!これからも応援しています!もしこの記事を読んでくれることがあるのなら、ひとつだけ質問させてください。

「表紙のタイトルに読みがなをつけたのには、何か理由がありますか?なんとなく?」

知らんけど。(BIGHIGH)

追伸:前回とりあげたオススメの本「実家が全焼したらインフルエンサーになりました」の、実家が全焼したサノさんからコメントをいただけました!数少ないサノさんがフォローしているうちの1人が岸田さんだったりするんですよねー。すご。



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