相手は自分の文章を読みたくない
こんにちは。すずです。
小学生のとき「運動会の作文を書きなさい」という課題に対して、1枚400文字の作文用紙を10枚以上書きました。
時系列にだらだらと。
こんな作文を提出された先生の気持ちを考えたら、ゾッとします。
しかし当時は「たくさん書いてすごいね」と褒められた記憶があります。今思うと「伝えないことは何か」に焦点を絞って書くことが大切ということに早くに気付きたかったです。
そしてこの本に早く出会いたかった。
内容は社会人の方向けの文章の書き方なので小学生のときの私には早過ぎますが、今の私にはとても勉強になりました。
この本で紹介されていた文章術を少し紹介させていただきます。
☆一文一意
ひとつの文章に書く内容は、ひとつに絞る
これシンプルなことですが、意外とできてないことが多いです。
読点(「、」のこと)を打って、一つの文章にいろんな内容を詰め込んでしまうんですよね。
意識して気をつけたいと思います。
☆一文あたり40〜60字
ひとつひとつの文章の文字数を数えるわけにはいきませんが、このルールを守れば先ほどの「一文一意」も同時にクリアできるかもしれません。
↑この文章は65字なのでアウトですね(笑)
☆繰り返しに気をつける
・主語は省略する
・重言に気をつける
「主語を省略する」は、「私は」など話の流れで主語がわかる場合は思い切ってカットしちゃいましょう!ということ。毎回同じ言葉で始まる文章だとリズムも良くないし、なんだかつまらない文章になってしまいますよね。
「重言」とは、同じような意味の語を重ねた言い方のことです。例えば、「頭痛が痛い」が重言にあたります。(この場合は、「頭が痛い」か「頭痛がする」と言うのが良いです。)
☆こそあど&接続語の連発に気を付ける
「こそあど」とは「これ」「それ」「あの」「どの」など指示語のことです。こそあどを多様すると幼稚な印象になります。個人的には、文章もわかりにくくなる気がします。
本の中では、こそあど&接続詞を省略するために体言止めを使いこなすことをおすすめされています。体言止めとは、文末を名詞で終えることです。体言止めを使うとややカジュアルになりますが、文章がリズミカルになります。
まとめ
このnoteのタイトルは、本の中から抜粋した文章です。
まずは「相手は自分の文章を読みたくない」という前提に立ちましょう。
衝撃的でした。でも「確かにそうかもな」と思い、納得しました。この前提でいることで、少しはわかりやすい文章を書こうという気持ちにさせてくれます。
本書の中では、メール・企画書・就職活動で使える書き方が例を挙げて紹介されているのでとても読みやすかったです。文章を書くことを仕事にしていない方でも、相手に伝わりやすい文章を届けたいと思っている方におすすめの一冊です。
上で紹介したように意識したらすぐに改善できそうなこともあるので、これからnoteを書くときは意識して書いていきたいと思います!
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