【ライナーノーツ】このまま僕らが大人になっても

なんとなく過ごしていた生活の中で、
気づけば日々に置いていかれそうになった。
汚れたスニーカー解けた靴紐で歩きながら、「そりゃそうなるよな」と呟く

どこを探しても永遠なんてないし、くだらないことが多すぎる。馬鹿らしい、情けない。

でも大丈夫
君を抱きしめていたら16歳の僕に戻る。
16歳の夏、何もなかった春と夏
焦燥感と劣等感だけが首筋からこぼれ落ちる感覚。
ただただ渇いていた秋
何かが始まる予感がした冬

もちろん、これらはすべて、
君と出会うよりずっと前の話。
でも何故か16歳に戻れる気がして、
それが存在しないはずの 永遠 だと勘違いしてしまった。まだ眠りにつかないで

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