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4月にみた映画、と自分の持つ精神性について

家に引きこもってるみなさん、いかがおすごしですか。自分はほぼほぼ2月から外でてないので、別になにも不自由はしていないのですが、よく行く映画館も休館せざるを得なくなってしまい、唯一の外出理由もなくなってしまいました。自分は映画館という場所をよく逃げ場にしていて、こういう人って結構少なくないと思う。映画館に限った話ではないけど。私は学校行きたくない日、親に「学校いってきまーす!⭐️」と告げ、制服のまま見る朝イチの映画が好きだった。嘘ついてる罪悪感も少なからずあるけど、前情報ナシで劇場に入って、席につくと忘れてしまう。せっかくお弁当つくってもらったのに、どうしようとか考えたりもするけど。パパママ、スミマセン…。私の心に寄り添ってくれる時もあれば、最悪な気分になってしまうこともあるけど、なぜか全部印象深く残ってるよー、不思議です。みんなの逃げ場がなくなってしまう未来、考えただけでもゾッとするよ!これこそ、映画みたいな話だ。そういう世界が、もしかしたら映画のなかから飛び出てきたのか?はたまた私たちが入り込んでしまったのか?なんてね!新作映画が見れないので、旧作に専念してます!つまり、今まで新作映画の記録をしてきた私は、今月かくことがありません

が、ひまなので、旧作映画について記録しておきます
4月にみたえいが↓

アバウトレイ 16歳の決断
サマリア
(ハル)
スプリングブレイカーズ
帝一の國
わたしはダニエルブレイク
天国はまだ遠い
ぱん。
ロストイントランスレーション
⭐️ルビースパークス
最高に素晴らしいこと
修羅ランド
コンテイジョン
日本製造 メイドインジャパン
東京彗星
ドキ死
⭐️ラジュテ
完全なる飼育
⭐️ワンダフルワールドエンド
クライングフリーセックス
とっとこハム太郎ハムハムランド大冒険
フロリダプロジェクト
暁闇
愛と誠
聖なるもの
⭐️花に嵐
下鴨ボーイズドントクライ
叫びとささやき
ゴーストランドの惨劇
最期の星
Love letter
葛城事件
クリーピー 偽りの隣人
ビフォアサンセット
贖罪
⭐️ヒミズ
エヴァンゲリオン破
エヴァンゲリオンQ
⭐️散歩する侵略者
アカルイミライ
blank13
⭐️僕はイエス様が嫌い
サラバ静寂
初恋
少女

ここに全部の感想書くのは大変な労力がいるので、おこがましいですが、個人的にサイコーだぜ!私の好みだぜ!という映画について書きます(興味ないとおもいますがお付き合いください)(いや、この映画はどうなんやと思うものがございましたら随時連絡ください)(僕はひまです)(即レスします)

⭐️ルビースパークス

デビュー作がバカ売れしてしまい、二作目で行き詰まっている作家のカルヴィンさん、夢の中でみた女の子との、ラブ・ピースな妄想を書き連ねていると…ファー!?って話です。マジ神。
真面目で冴えない男と、天真爛漫!ちょっと小悪魔おんなのこ⭐️みたいな設定が私は大好きです。こういう話ほかにも知っていたらぜひ教えてほしい。
設定だけで優勝しているが、映像の色使いがポップすぎる!なにこれ!見てるだけでたのしい!まあ、よ〜くみているとこのストーリーが狂気を孕んでいることに気づき、色彩感ですら違和感を感じてしまったりする。が、素晴らしい。大好き

⭐️ラ・ジュテ

なにがすごいかって全部写真なんですね、写真をただ繋げて、セリフなしの全編ナレーション、しかもSFって絶対おもんないやん。前情報コレだぞ。いやどうがんばってもおもんないやん。

って思ってみたらはーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⁇なにこれ?

なにこれー!

は?おもしろーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんですかーーーー?!!!1962年の映画!?信じられねーーーーーーーーーーーー絶対私より後の時代生きてね?監督タイムリープしてね?

って感じです。

⭐️ワンダフルワールドエンド

みなさん、知っている方もいると思いますが、僕は大森靖子さんのファンなんですね。この前、大森さん好き!と言う知人とお話したら、その方は「おおもりやすこ」と言っていたので、どういうことやねんと思いつつ、ツッコめませんでした。この映画はせーこちゃんの曲から派生した作品なのです…なので、補正がかかってしまっているかもしれないが、素敵な映画だった!
主演の二人も大好き!もう、息してるだけで世界救えちゃいそうな二人、ずっと画が綺麗、中学時代学校に行けない私が、暗い部屋で聞いてたのって大森靖子だった、学校に行けるようになったのって音楽のおかげでもあったな、つまりせーこちゃんは私のママなのです(と、サブカルクソ女が申し上げております)
まあ、昔はサブカル女子ど真ん中で突っ走っていて、クラスのみんなが聞かないような音楽が好きで、みんなが読まないような本読んで、変な髪型にして、今思えば斜に構えすぎてキモい。マジで死ね。あのちゃんギャルという言葉ができる前からおれはあのちゃん・ギャルだぞ。みんなと同じがイヤで、同じになりたくない、あえて一人でいる自分が最高、みたいな考え?にとらわれてしまっていた。まあ、今もそうなんだけど…。だから周りの人をすこし下にみてたこともある(ゴメン)、でもこれってめちゃくちゃダサくない?って、薄々感じてる…だってもう大学生になるし、こんな精神に囚われ続けてるのイタすぎるよ。もう一年しないうちにハタチだよ、みうちゃん。そういう痛々しい記憶(現在進行形)全部抉り出される映画だった。


⭐️花に嵐

これは岩切一空監督(いわきりいそらって読むんだよ!かっこいー!)の映画!早稲田大学。映画サークル。さっきあげた一覧に、聖なるもの、という映画もかきましたが、同じ監督。この二つとも似たようなテーマで撮られているような感じがした!
花に嵐のほうが古い映画、結局、映画ってなんだ?って話です。花に嵐における「聖なるもの」っていうのは映画だけど、聖なるものにおける「聖なるもの」は南さん(つまり被写体、演者)なのかなという感じです。ネタバレぽくなってしまった。ゴメン。とりあえずはちゃめちゃな映像、監督のやりたい放題!やりたいことばっか押し通してるようだけど、スクリーンよ向こうつまりこちら側のこといつも考えていて、なんかずるいと思った。花に嵐、ただいまYouTubeで無料公開中・・!ぜひ見てほしい…

https://youtu.be/qrrqk4bQTwI

⭐️ヒミズ

有名な映画なのに、なぜか見るの後回しにしてた系映画。結局映画って(本や音楽などもそうだけど)タイミングなんだよね!恋愛と同じだわ!自分の心にぴったりハマるときもあればそうじゃないときもある、あのとき全然響かなかったのに、久しぶりにみたら泣いてしまった、とかね!とりあえずみんなバカすぎる


⭐️散歩する侵略者

勝手に黒沢清ブームがきている(しかし、ホラーではなくヒューマニズムに歩み寄った作風のほう)。黒沢清のホラー?は、なんか勇気でない。
散歩する侵略者、見終わった後にだれかと話したくなる!解釈の仕方いっぱいある!たくさんの人が考察してるから、私ごときが語るのは野暮な気もする。から見た人でひっそり語り合いたい。簡単に話の説明すると、宇宙人が地球を侵略するために、「概念」というものを奪っていく話です、意味わからんでしょ?意味わからんのです。演出としては黒沢清監督ぽい独特の不穏さを残しつつも、ポップで愛に溢れたエンターテイメント…突然雑なCGとか入り込んできて、サイコーなんです

⭐️僕はイエス様が嫌い

(※独善的な表現に寄っているので、読むときは注意してください)

おばあちゃんと暮らすために、東京から雪!雪!雪の地方へ引っ越してきたユラくん家族。転校先の小学校は、キリスト教主義学校のようで、馴染めず、戸惑ってしまう。だんだん慣れてきたある日、お祈りをすると、目の前に小さなイエス現る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
という話です。全体を通してみると、だいぶ哲学的な話でした。他人を信じることは、いつでも難しい。どれだけ気心のしれた友人でも、めちゃくちゃに愛しい恋人だとしても、100%信じることって無理な気がする。なにか信仰するものがある人はすごい。存在するかしないかわからないもの、非科学的で、どちらかといえば存在していないようなものを信じられるのはどうして?と思う。でも人間、脆い生き物、神様の存在を必要としたとき、初めて信じるようになる。私なんてのは、必要なときだけ都合よく利用する、ゲンキンな性です。だけど一貫してかわらないもの、大きな悲劇をもってしたとき、神は無力ってことです。


以上!もっとお話したいが、疲れたのでやめます。僕はここに書いてる文、その他世界に発信しているものをオナニーだとは思っていません。オナニーを他人に見せる主義はないの!だから、他人のつくったものを簡単に自慰行為じゃん、なんて言って終わらせてしまうのはナンセンスではないでしょうか!文章をかくことは、孤独なのかしら、独り善がりで、はたからみるとマジさむいんだな、ひとりでやってればいい自分の頭の中のエゴを他人に押し付ける。周りの人巻き込んで、でもまわりを見えないフリしてる。どう頑張っても自分のエゴを完璧に形にすることなんてできないのにね、って思うから、あえてオナニーと表現しない。自分が気持ちいいだけじゃないよね、文章を書くことや、なにか作り出すことって、たとえば映画をつくること、演劇をつくること、音楽に関わること、全部これに当てはまると思う。少なくとも私は!だからオナニーじゃなくて、恋です。創作はすべて「恋」と呼びたい!!綺麗事だとしても!

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