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どうしてもアシタカを許せない話

過去のジブリ作品が映画館で観られるなんて機会、滅多にないだろう…。

何も書くようなことを思い付けずここまで来てしまいましたが、ここでようやく記事に書けそうなことを思い付き、いそいそと書いている私です。
先日、『風の谷のナウシカ』を観に行きました。映画館で観ることができる4作品の中で1番映画館で観てみたいと思った作品で、音楽1つで涙が出たし、いちいちすごい感動してしまって、いやこれナウシカ観ただけで終わるの勿体なくね……?と。こんな大きなスクリーンで、良い音響で、もののけ姫もさぞかし迫力すごい(語彙力)んだろうなぁと。
ただ、私はアシタカに対するヘイトが半端なくて、だからもののけ姫は初め候補に上がらなかった訳で。でもナウシカを経験した私はこんなチャンス二度とないだろうという気持ちに負けて、もののけ姫を観に行ったのです。

前置きはこの辺にしてアシタカの話をします。結論?から言うと、今回久しぶりに『もののけ姫』をじっくり真剣に見た結果、ますますアシタカを許せなくなりました。

心当たりのある人は少なくないと思うのですが、問題のシーンというものがあります。カヤから貰った小刀をサンに渡すシーンです。
この記事を書くにあたって、私が1人で「アシタカ本当に無理許せね〜」とか言っても、何暴れてんのコイツ…ってなる気がして、他の方が書いた『小刀をサンに渡した理由考えてみた!』みたいな記事をパラパラ読み漁ってみました。

言わせて欲しい。




うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!


カヤは知らないままだからいいとか、サンの無事を祈ってとか、本当の愛がどうとか、なんかもうそう言う綺麗事みたいなこと聞きたくない。辛いもんは辛い。私が映画を観てる第三者で、色々見えちゃってるから辛いんだと。カヤからしてみればアシタカの言葉を信じ続けていられるからいいのだと。サンからしてみればその小刀がなんなのか分からないままだからいいのだと。
いや………………………………そんなの……………………
割り切れないんですけど……………………………………

アシタカは女の子が祟り神に追われてるときに、転んじゃった子を庇おうと剣を抜くカヤを見て、自分を犠牲にしてでも…と決意して矢を射ったんじゃないの……?罰を受ける覚悟で見送りに来てくれて、大切な小刀をお守りに…って渡してくれるって、そんな健気な婚約者いる……?それなのに、その大切な大切な小刀をどこの山犬の骨かも分からない女に横流しするってどんな……?お前がサンに会いに行ってる間も!カヤはずっとずっと!お前のこと思ってんだよ……
的外れな事は重々承知ですが言います。カヤが知ったらどんなに苦しいだろう、と。サンだってその小刀が婚約者から貰ったものだって知ったら「人間は嫌いだ」って言うよ…絶対……

男ってそんなもんなのかもしれないし、物語的に後味悪い部分書いてるのかもしれないけど、それでもカヤが小刀を渡すシーンは胸が苦しくて仕方がないのです…

結局1人で暴れてしまいましたが…皆様のお気持ちも是非お聞かせください。ただ、私は器が小さいのでアシタカを庇う意見は受け入れられる自信がありません……ごめんなさい。

何卒〜