記憶力は良くありたい。
一生忘れないであろう光景、というものがある。
記憶力の乏しい私なので、絶対忘れたくないと、心に刻む。
心に刻むとは、良く言った物だ。
言い出した人は天才か。
なとど考えながら旅行先で子供が寝て、ひとりの時間。
こんな時勢なので、キッチン付きの部屋を借り、現地のスーパーでご当地食材を買って一緒にクッキングしたり。
なんて素晴らしい母なんだろうと自画自賛。
まぁけど夜は飲みたいだけ飲むよ。
街中を極力避けて。
日中は車で移動し、混雑を避けて海水浴をする。
朝イチは空いているし海の水も透き通っているから。
一緒にゴーグルをつけて(子供はフルフェイスシュノーケル。とても便利。)、魚を追う。
子供から目は離せないのでひとりぷかぷか浮いてもいられない。
太陽は腕に熱いし、そもそも泳ぎは苦手。
洗濯物は増えるし砂は車に入るし体はべとつくし、だいたいが水着から服に着替える作業がほんとにキライ。
それでも満面の笑みの子供を見れば、全ては幸せの種でしかなく、海から上がった途端の生理による鈍痛と吐き気は、頼もしいロキソプロフェンが誤魔化してくれたので、子供が屈託なく笑う顔だけ覚えていられる。
一生忘れないでいたい。
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