髪を切った
1週間、長いね。
寝ようかなとおもって時計を見たら21時半でさ、いやさすがに早いなって、湯に浸かってる。
帰宅してから身体を縦にしておくことができない疲れ過ぎて。
野球が開幕したとき、これからは1行でも試合の感想を書いておこうかなと思い、それをしないまま6試合が終わった。つかれた。
3年ぶりのもといたビルはまるで実家のような安心感。これはわたしにとっての実家がどうとかでなく、慣用句として。
ここにいなかった日々は一瞬にして消えて、昨日から今日みたいに違和感がなかった。
広い。
ただ働いて帰るだけでこれまでの倍くらいの歩数。
8:57にトイレに行き、9時までに席に戻れなかった。遠過ぎなのよ。
身体は疲れるが心は疲れない。
何がとは書けないがグロテスクだなと思った。新しい部署で働いていて。働いていては言い過ぎた。まだできることがほとんどない。もといた建物を漂っていて。
あのさ、1週間、長過ぎなんよ!!!
コーヒーがおいしい。前の建物で買っていたものよりも安く、量が多く、おいしい。素晴らしいね。昼食がおいしい。前いた建物より安く、メニューがたくさんあり、おいしい。素晴らしいよ。
うずまき。
ドライヤーを新しくしたら、これまで8分かかっていたところ、4分で乾くようになった。イイネ!
いまの会社に勤めるようになって5年と少し、辞めようと思ったことは一度もないけれど求人はたまに目を通していたけれどふと思い出したことがあり、それはわたしが最初に面接に来て、でもそのとき別の会社にも応募しているのでと話したところ、およそ半月、あるいはもう少し、待っていてくださった。突然思い出した。
その人はわたしを、ほかの誰でもないわたしのことを待っていてくれたんだ。
辞める気なくなった。最初からないけど、もっとなくなった。
たまに社内で遭遇したときにその人がわたしに気付くと、ああ、わたしのこと知ってるんだ、とか、思う。知ってるに決まってるじゃんと思うじゃん、なんかわたしが好きだなあとか尊敬するなあとか思う人がわたしのこと覚えてるとかそんなことはないんじゃないかとかおもうわけ。好きな人間の人が(好きな人間の人)わたしの名前を呼んだとして、ああ、この人わたしの名前しってるんだとか思う。ふうん、知らないのかとおもってたよ、それとおんなじ。
名前を呼ばれたいなあ。
桜がさ、5年前も咲いててさ、また咲いてる。
もう少し咲いていてほしい。
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