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雨の音

早く寝たほうがいい。
それはわかっているのだけれど。

ある方法を試してみて、そのやり方が間違ってるのがわかったら、それはそれでひとつの答えなんだよ。

次からはその方法を試す手間が省けるだろう?

五十嵐大介『海獣の子供』

写真のフォルダをスクロールしていて、何かわからない漫画の部分の画像があった。画像検索しても出てこなかったけれど、文字をすべて打って調べたら何であるかわかった。

2019年かな、ダンスの舞台に出たときに作品のテーマのひとつになっていた物語の一部だった。
それを借りて読んでいたとき何かしら思うことがあってそのページを写真に撮ったものらしかった。

さっきまで映画を観ていて、こんなに眠れないならずっと続けて観ていたらよかった。
でもやはり家で映画を観ているとほかのことが気になったり携帯を手に取ったりしてしまう。映画館はそれをできないからいい。
例えばちょっと一時停止したりすると、その場面が全体のどのあたりであるかとかそういうことがわかってしまう。極力何も知らずに最後まで観たい。いま観ているそれ以外の情報を入れない原理主義。繰り返しになるけれど、いつの頃からか予告を観るのもやめた。いったい何を手がかりに観る作品を選んでいるのかと思う。何か一瞬目に入ったものだけで決める。

今日人と話していて、もし好きな本(小説?)を3冊選ぶなら何にするかという話題になった。
3冊は難しい。
そしてそういうとき思い出す本が何もない。
いまこの瞬間でということならオルハン・パムクの『雪』にする。一度しか読んでいないし内容も忘れてしまったけれど、好きな小説だったことだけを覚えている。いつか読み返そうと思って部屋にある。
あとは何かな。『ムーミン谷の十一月』かな。
『魔の山・上』こういうとき読み終えたことのない本を選ぶ人います?
上巻のみね。なにしろ上巻すら読み終わっていない。何度でも同じことを言いますが、高校生のとき川口駅近くの仁愛病院の待合室で読んだ。そこには先生の携帯電話の番号が貼り出されてあって、ずいぶん豪気な先生もいたものだと感嘆したものだった。K先生。もう引退されたかもしれない。
大学生かもう少しあとだったか気管支炎でかかったときに「たばこやめられませんか」と言われたことを覚えている。口調まで覚えている。風邪かなと思って行くといつも気管支炎だった。

目を閉じたら寝られそうなのにな。

書くことがなくなった。
書くことがなくなることなんかないけど。

最近好きな言葉。わっちゅ。

藤巻先生は限りなく黒幕に近いところにいるんじゃないかってずっと思ってる。

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