っょぃ

嬉しい予定があるかもしれなく機嫌よく働く。「現金な人間」という札をかけて動物園に送られたとしても本望である。そういう動物として役に立てると思う。
ご覧これが「現金な人間」だよ、昨日とぜんぜん様子が違うでしょう。まず内面的な愛想が良いよね、そしてまあ、なんというか、機嫌がいいね。
内面的な愛想が良いというのはどういうことか、つまり表面上あまり変化がないよう振る舞っているが心持ちがまったく違うわけなの。
普段なら「何それキモいんだけど」「しんでしまえばいいのに」「うるさい黙れ」とか思っているところ(すみません思ってません言い過ぎましたちょっと思ってます)「なるほどそう来ましたか〜」「斬新ですね〜」「勉強になります〜」とかに置き換わっている。こわい。自分の心が怖い。

そういえば、予定より少し遅れて薬を変えたのだった。
そっちかな。
でもまだ1日目だからなんとも言えない、どっちなんだろう。

詳しいことは省くけれどゴールデンウィークで営業日が足りなかったことにより仕事の内容にちょっと負荷が増すできごとがあった。毎年そうかというと微妙な暦のかねあいで必ず起こるとも限らない、今年はそういうことになった。虫の知らせでお昼前に気づいたので少々無理はしたけれどことなきを得た。お昼休みはちゃんと1時間休んだ。
ことなきは得たが事件は夕刻に起こった。どういうことか説明しろというわけなんである。まあそうだろうなと思い丁寧に説明した(日付固定で動かせないシステム日程が複数ありそれぞれの間に営業日でこれこれの日数が必要なためどうしてもスケジュールに無理が生じる箇所があるのだがそれは年間スケジュールを組む時点から少しずつ負荷を分散させる形で様々な調整をした結果こうなっているのであるからして云々)が、反省して今後改善しろと言わんばかりの態度に 温厚なわたしもさすがに眉をひそめることとなった「現金な人間」は心の中で思った。解決してるんだからいいでしょう文句あります? ゴールデンウィークと正月と2〜3月はしょうがないんだって、てか暦がこうなってるのはわたしの責任か?!
なんだろうなこの人たちは。とりあえずはお疲れさまでしょーが。言いたいことはあるかもしれんがまずはそのあたりのことをなんか言ってくれ。

ずっと思っているのだけれど、わたしのチームの人たちはまずお礼を言わない、そして謝らない。ここは軽くねぎらいの言葉をかけたら良いんじゃないかなという場面でもそういうことは一切しない。その手の言葉を口にしたら死ぬ病気なんかなって思ってる。顔にも出てるかもしれない。

強いと思いますよ、すごい強靭さだと思う。
どうあっても弱みを見せたくない、借りを作りたくないという気迫を感じる。
わたしは言っちゃうもん。「ありがとうございました」「助かりました」「心強かったです」「大変でしたよね」「お手数をおかけしました」「行き届かず申し訳ありませんでした」いくらでもなんでもつるつると言っちゃう。

そしておもう、いまの本気だったかな?
本気だった。
本気じゃないこと言えないもん。
ほんとうかな?
仮に本当じゃなかったとして言ってしまったぶんは本当にすればいいんじゃない?
最悪言い過ぎてしまったら事実にすればいい。
あとから中身をともなわせるでもよくない?
え、でもそれっていいのかな?
それでいい、それが発語した人間の責任だと思うよ。
というかそもそもただその場をしのぐための無意味な言葉を使ってしまっていないかな?
使ってない。
思ってないこと言えないし。

てなことを永久にやってる。

ありがとうってもし言ってもらえたらなっていうのはわたしの弱さ未熟さではあるが、言葉を惜しまないところはわたしの強みでもある。
とかなんとか思わなきゃやってらんねーよなんなんだよ。

17時にパソコンをしまって帰った。
やればできるんだって残業しないとか。
たい焼きをふたつ買った。

結果として思った予定は今日ではなかったけれど、明るいうちに帰ってきたわたしをみて鳥が大喜びしたのでよかったなと思った。わたしも嬉しかった。

わたしのかわいい小鳥

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