見出し画像

特養の待機期間が短くなった事例

特別養護老人ホームの待機期間は申し込みをしている家族にとって、とても長い時間となります。入所が決まるまでは、自分の仕事をして、疲れて帰ってきたら、家では介護に追われる。仕事中であっても家から出て行ってしまって警察に保護され、お迎えに行ったり、一晩中動き回り、眠れないでそのまま仕事に向かう。このような生活が毎日毎時間続くので、肉体的にも精神的にも家族の負担は想像を絶する物になっている家庭がほとんどです。これが老後の現実です。

特別養護老人ホームの中にも、4人部屋や2人部屋、個室、ユニット形個室と言うように、様々な部屋タイプがあります。ユニット型個室が料金的に一番高くなる傾向があり、次に個室、4人部屋となるにつれて安くなっていきます。一日の食費も含め、厚生労働省が基準の値段をある程度、定めているのでぼったくりができないようになっています。

結論から言うと、

ユニット方個室と4人部屋が同じ建物の中にある特別養護老人ホームを探す

料金の高い部屋の待機者は少ないので、そこの部屋も希望をしておくことが重要です。特別養護老人ホームに待機者は何人ですか?と言う質問が多く寄せられますが、答えは何百人と言う答えが返ってきます。これは、介護度1から介護度5までの総数と、全てのお部屋タイプ(ユニット型や個室、4人部屋)を答えることになるので、このような数字になります。この内訳を知ることで、申込期間短縮の戦略が立てられるようになります。

申し込みを受けている経験上、高いお部屋は申し込み自体しないひとが多いです。もし高いお部屋でずっと生活するとなると、支払いができなくなる心配があるからです。これは当たり前のことです。しかし、特別養護老人ホームも部屋を開けておく訳にはいきませんので、人気のない料金の高いお部屋の待機者を増やしたいと考えています。なので、高いお部屋のタイプも申し込んでおくことが必用です。こうすることで担当の職員さんから高いお部屋が開きましたので入所を…と言う連絡が入る確率が上がるようになります。

ここで重要になるのが、高いお部屋に入ってもお金が払えない問題が発生します。明らかに料金を払うことで自分の生活を壊してしまうと言う場合は、絶対に断った方が良いのですが、少し頑張ればどうにか1年くらいは払えると言う状況であれば、一旦、高いお部屋に入所します。1年くらいなら払えるがそこから先は払えない可能生が高い等の理由を特別養護老人ホームの担当者にあらかじめ説明しておくと良いです。入所する前に、入所している期間中に4人部屋があいたら移れるかを確認し、移ることが可能であればその希望をつたえておくと部屋が開いたときに移れる確率が高くなります。

このように、入所中に安いお部屋に移った事例をいくつか経験しています。

各特別養護老人ホームで非対応の場合もあると思ういますので、必ずうまくいく訳ではありませんが、各担当者に確認してみる価値はあると思います。

それではまた次の記事で!





まずは、近隣にある特別養護老人ホームの部屋と食費の値段を調べる。


この記事を、あなたの近しい方とシェアしていただき、突然やってくる介護のために共有していただけることが私の記事の目的です。サポートしていただいた場合は、福祉に役立つことに使用します(*'ω'*)。