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旅して糸日誌17

東吉野村の染織工房空蝉さんに滞在2日目。

桜染めスタート。
吉野の山桜。
新たに煮出したものは、
山の手入れをされている方から分けていただいているもの、
工房の近くの少し倒れかけたもの、
の2種類。

倒れかけた山桜さん
小さく切って煮出します

また、少し前に煮出してタンクで熟成させた染液も。
何から何まで用意万端で、感謝するばかり。そして、学ぶところも大きい。
染液をブレンドして3種つくり、
染める素材もいくつかバリエーションがあり、
パズルのように、染液と媒染液とを行ったり来たり。
途中、村のおいしいパン屋さんへ。古民家の広間でイートイン。
「あら、こんにちは」の方にお会いして話しが弾み、楽しい時間を過ごしていたら、雨。
慌てて工房へ戻る。

初めは薄めの染液から

染めに使う水は山の湧水。雨が降ると濁ることもあるそう。蛇口を止めると濁ってしまうので、出しっぱなしにする。桶に溜めておいて、上澄みを使う。
山の水、井戸水、水道水、の三つの蛇口があるお家。

玄関の土間と工房の中と、屋根のあるところに干して、この日の作業は終了。
煮出した染液はあさって使う予定。

打ち合わせ諸々済ませて早めに就寝。

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