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絵画練習帳 9日目

 絵画練習帳9日目。ハイ、来ました、左向きの顔。右利きの人間には、左向きの顔を描くのが難しいと言われています。もちろん僕も苦手。でも避けてたらいつまでも描けなーい。デジタルなら、左右反転機能を使って描くことができてしまいますが、それを乗り越えたいのがヒトの性。

 左向き顔初日、案の定グダグダに。目線の向きと、鼻の高さが全く一致していなーい。まあでも、さすがに素体描いただけあって、いきなり左向き顔を描いたのよりはマシ。コレが文字通りの自画自賛。

 グダグダにはなったけど、新しく気付けたこれまでの違和感の原因も見付かった。

  • 首の角度。顔が正面を向くに従って、首はまっすぐに見えてくる。頭に対して、首の付け根の位置も角度で変わる。

  • 顔の中心線の角度。横から見た時に中心線が斜めでも、真っ正面から見た時には中心線が絶対中央で垂直になる。すなわち、中心線は正面に近付くにつれて直線に近付き、起伏は減っていないとおかしい。

 描いた後の反省としては、

  • 鼻の立体把握が不十分。

  • 特に右下、眉間の幅が、左右の目で同じなのはおかしい。眉間の幅が一致するのは正面を向いた瞬間なので、右目の眉間が広く、左目の眉間が狭くなっていないとおかしい。これは、中心線の位置から間違えている。

 こうして振り返ってみると、素体で描くことの重要さが良く分かる。キャラクターを被せてしまうと、絵が狂っていても勝手に脳が補完して《それらしく》見えてしまうのだ。色についてもそうで、塗り過ぎると、なんか描けています風に見えてしまいやすい。

 左向き顔はまだ初日。これからもガンガン描いていこう。

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