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3月 傑作


まったく時間感覚が掴めない。
体感は確実に3月2週間目であるものの
気づいたら3月の最終日。

2月に『ビッグフィッシュ』を見た。
脚本は父の容態が急変し息子が駆けつける中、幼い頃に聞いた話を回想していくストーリーラインで、
葬式シーンにて終える。
最期にはこれまで出会った人が勢揃いするのを見て
自分の行いやどのような振舞いをしてきたのか
最後に分かるものだなと実感した。
というのも退職にあたって社内外の色々な人と会話した。会話の中で「こんな風に思われていたのか」と発見が色々あった。もう少し早く会話したかった。と思う事が重なり少し寂しくなった。


・裁判傍聴
学生時代から行かねばと思っていたが
重い腰を上げて3/1(金)に霞ヶ関へ向かった。
裁判は司法が人を裁く行為であるものの、事務的で無機質で素朴な印象だった。ドラマのような激しい弁論もなく無事に終わらせるために予定調和を感じた。
2〜3件を傍聴したが弁護士は骨が折れそうだ。
内省してみると私のスタンスは検察に傾倒している気がする。物事に対する考えというか、いくらか生真面目な性格があるのでもう少し柔らかくなりたい。
日々のヨガにおいて強さ(体幹)を前提に柔軟性を身につけるという考えは分かってるはず。

・村上春樹の朗読会

語彙力の欠如や表現方法の稚拙さで悩んでる。そんな悩みを解決するためにメタファーの天才・村上春樹の本を肌身離さず持ち歩き、どうにか真似でいないか試行錯誤している。
今回、ご本人にお会いして新作を朗読されるという奇跡的なイベントに当選した。裁判傍聴後に、会場早稲田の大隈講堂へ向かう。
30〜40代と思わしき男女が多く、いつも1人で文字を追っているけれど、こんなにも多くの人が同じ本を読んでいるのかと思うと一種の慰めを感じた。また川上未映子さんや小澤征悦さんの朗読も聞けて文学的にお腹いっぱいになった。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/314410


・同期でオムライス1キロチャレンジ
馬鹿げた事ができるのも最期。池袋での挑戦。
圧倒される卵の輝き、畏怖すら感じる濃厚なデミグラスソース、エアーズロックを彷彿とさせる舞台。
「もうここまでだ」あと2口まで到達するも匙を投げた。
鎮座する600gの唐揚げは
こちらをみて笑っていた。
自己嫌悪に苛まれた。


1キロのお皿がないため500g①


500g②

・大学の先生と飲み会
5年も経つのに会ってくださるのは本当に嬉しい。
みんなでプレゼントしたキャップも喜んでくれていた。自分に破滅願望があるという話になり妙に納得した。帰りにAlexsandrosの「ワタリドリ」を練習していると聞いた。どこまでユニークな方なんだろうと思った。いつでも味方してくれている気がして温かくなった。

・DUNE2とオッペンハイマー
個人的2024年の傑作になりそうな2作。
DUNE2は池袋のグラシネで鑑賞、いや体験といったほうがいいかもしれない。濃密すぎてまとめられない。

オッペンハイマーはこれから見る。
この3ヶ月間は原作を読み、サントラを聴き、ノーランの考えをインプットすることに注力した。
待ちに待った今日でもあるし寂しくも感じる日。
とにかく無事に3/31を迎えられた事に感謝したい。

35mmフィルム
坂本龍一監修のサウンド
楽しみすぎる…!
IMAX一択。
砂漠シーンに映像美に魅力されつつ
戦に惹きつけられる
何回か通っている西早稲田


ウイスキー飲んでいたら「Whiskey」を歌ってくれたkikivivilily (blue note)


とりとめのない会話しかしていないけど
気分が和らいだ。


暴飲暴食と残業が続いた3月。
試練が待っているであろう4月に向けてロジカル系の本を読んでいる。

4月の楽しみ
・プライベートサウナ
・刺繍の展示会
・1.5キロ炒飯にチャレンジ
・元上司との飲み会
・レガーロ

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