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あなた



わたしはきみと似た経験をしてきたけど、それでもきみの辛さは理解するのが難しい。きっと救うことすらできない。辛い日々が続くと思う。でもひとつ信じてほしいことがあって、それはね、わたしはあなたのそばに、死ぬまでいるから、ひとりじゃないよ。それだけかな、私ができることは。

私もきみも、いつ死ぬかわからない。生きている今だから死ぬことを考えてしまうのは仕方のないこと。死ぬ、って行為は、生きている人にしかできないから。きみはちゃんと生きれているよ。自分と向き合えているよ。生きているだけで、えらいよ。それしか言えないけどさ。

きみは自分を削ってまでがんばることが出来てしまう人だからさ、余計思っているよ。きみは生きていて、たくさん自分と向き合って、ちゃんと自分のその日その日の感情を抱きしめていて、すごく偉いと思うよ。

でももう、それに耐えなくていいんだ。

もう頑張らなくていいんだ、

そのままのあなたが美しいよ。

人がさ、泣くほど、感情が溢れるほどに辛いことがあったときに、寄り添える人ってごく僅かで、辛さの基準は人それぞれだと考えて生きている人もごく僅かで、この世界は正直汚れているのよ。人の心によって。だからさ、相手を想えるその君の性格は、素晴らしいものなの。ね、そこは責めないであげてよ。

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