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シャッフル


日本政府は極秘に進めていた装置の完成をきっかけに、自殺者数減少を図るための新たな政策を打ち出す。

その政策とは、「このプロジェクト関係者を除く日本在住のすべての人間の心と身体を入れ替える」というもの。

政府は実験的に1週間という期限付きで、国民の反対を押し切り、通称"シャッフル"を実行した。
日本全体で人格中身だけがシャッフルされ、ふと気が付くと自分は実在する何処かの誰かになっていた。

はじめは"新生活"に慣れず、それに追い討ちをかけるように本来シャッフルが解ける期限が訪れても元の身体に戻らない。

新たな人生は壁にぶつかることも多く、なかなか上手くいかない。
次第に虚無感が襲ってくる。
けれども、人との出逢いや思考・捉え方の変化に伴って、この生活にも慣れてきた。
この人生が楽しくなってきた。

そしてシャッフルから3年後、
遅れていた元に戻るためのシャッフルの時がようやくやって来た。
名残惜しいが、この成長した自分を元の人生でも活かそうと決心する。

シャッフルが行われた。
再び、新生活のようなドキドキワクワク新鮮感。元の身体に戻りゆっくりと目を開けると、
目の前には暗い明りに照らされたコンクリートの壁。
自分の身体は刑務所の檻の中にいた。

シャッフル後、日本の自殺者数は3年前と比べ2倍以上に膨らんだ。

って、何の物語。。

ps.
起き抜けに脳内に出現したストーリー


追記。

同じ題名「シャッフル」と書かれたメモに書いてあった別の脳内ストーリーみっけた。

「10人くらいを性別年齢関係なくシャッフルさせ、復讐を起因にそれぞれが人生に大切なことを学んでいく物語。
"価値観が引かれた床にせまってくるその価値観を避けろ。飛び越えろ。
自分の価値観が犯されるぞ。"

なんの話?

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