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好きになるには理由がある。|GFB'24 つくばロックフェスティバル

7月の3連休、夏フェスの訪れを感じられるつくばロックに遊びに行ってきました。去年初めて行ったときは、あまりの灼熱空間にほとんど倒れそうになりましたが、今年は暑さはあれど過ごしやすくてとても気持ちの良い時間でした!

つくばロックは今年16年目を迎えた、地元を愛し、地元に愛される、茨城県のキャンプ場で開催されているとても居心地の良い野外フェス。会場もコンパクトで設備も整っていて、ラインナップも今見たいかっこいいアーティストばかりで、フェス初心者にもおすすめなのと、そしてなんといっても「がんばらなくていい」のを心から感じられるのが推しです。
フェスに行くとあっちこっち見て回ったり、ライブにごはんにとなんだか忙しくなりがちですが、つくばロックはアットホームなスタッフさんや出店者さんに迎えられ、大自然にほっと身を置き、周りに流れる音楽を深呼吸しながら楽しめる、そんな穏やかな時間を過ごせる場所だと個人的には思います。
キャンプ場という360度自然に囲まれた山の中で、傾斜のある芝生にシートを敷いて寝転んだら、もうすっかり最高になれちゃいます。

着いてすぐ寝てますよね?みなさん。と言いたくなるばかりの寝転び楽園。

冒頭に書きましたが、去年はものっっっすごく暑くて、お酒も全く喉を通らないほど暑くて暑くてしんどかったのですが笑 それでも空間の居心地の良さが忘れられなくて、今年もいけてよかったなあと思います。

去年の様子はこちらに。https://note.com/_satoyuka/n/naa55e18f7f57

そして今年はつくばロックスタッフOGの友人と一緒に行ったので、去年とまた違う発見や気づき、楽しみ方を得ることができて個人的にとても嬉しかったのが思い出です。やっぱり通な方がいると、楽しみ方の幅が広がりますね。そんな今年を振り返っていきたいと思います。

とその前に大事な今年のラインナップを。。。2DAYS開催のうちわたしは1日目に行きました。どうしてもどうしても、サイドステップを踏みたくて・・・笑
梅雨時期ではありましたが1日目はよく晴れて、気温は高かったけど暑すぎず、お酒もごはんも楽しめて、とても過ごしやすかったです(2日目は小雨が切れ切れに続いたようでした)

今年もバンド好きココロをくすぐるラインナップです・・!
爽やかな青空の下盛り上がってたDENIMS!

地元のお店と創る空間

つくばロックのアットホームさは誰もが一瞬で好きになってしまうと思います。それくらい、関わる人全員がこのフェスを愛しているのが伝わってくるんです。ごはんも、ショップの出店も、地元いばらきのお店を中心に縁のあるお店が集っていて、みなさん本当にフレンドリー。
今年つくばロックデビューをした一緒に行った別の友人は、レコードのお店ですっかり店主さんと意気投合していました。お店の方と、遊びに来るお客さんの波長がものすごく合うんだろうなというか、この場所に惹かれ合うんだろうなあと思います。

BaumQuhen Records

他にも本屋さんだったりお洋服屋さんだったり、空間や体験を豊かにする出店が揃っていて、つくばロックにはお子さんや若い方が多いので、そういったラインナップが生きるなあと思いました。

旅するPUNTO

わたしは去年暑さにやられて食べられなかった、つくばの野菜で作られたスパイスカレーをどうしても食べたくて、今年こそはとリベンジを誓い、しっかり叶えることができました。去年は夕方にごはんがどのお店も売り切れという事態が記憶にあったので、今年は到着してすぐにごはんを食べました。(今年は終焉頃までどのお店もごはん出してくれてました。去年から改善されててありがたかった・・!)

YARN

つくばロックの会場は山の中ですがキャンプ場なのでテーブルや椅子のある小屋や、食器など洗える水場、トイレの施設もしっかり整っています。さらに小屋にはWifiも通っていて、正直めちゃくちゃ快適です。
みんなでカレーを頼んで小屋で食べたらもう大満足になってしまったのを思い出します。本当に美味しかったし、去年のリベンジが果たせたのがとても嬉しかった・・。つくばロックOGの友人によると、今年はなかった「トマト丼」というのがとても美味しいらしく、来年もしあったらそれをぜひ食したいと今から思いを馳せているところです。

日陰があるのはこの時期の野外フェスめちゃくちゃ重宝します

カレーの他にもジェラートやスムージー、海鮮、ホットドッグなどなど、いろんな種類のお店が被りなく出店しているのも嬉しいポイント。本当にバランスのいい、THE ちょうどいい感じ。主催の方の思いやりを感じます。

ベンチもあるのでのんびりごはん食べながらライブ見れちゃう最高

アーティストものびのびと

今年は出演者の方ともお話しさせていただいたんですが、その時にアーティストのパスに星がついていることに気づきました。多かったり少なかったり。「これはなんですか?」と聞いたら「出演回数なんですよ」とのこと!出演のたびに星を集めるだなんて、まるでドラゴンボールのよう、、!(しかも1列7個というのもまさに。)これは毎年出演をしたくなるというか、こりゃあアーティストさんもつくばロック大好きになっちゃうよねと感動しました。

DJで出演された星原さんは13回目!ほぼ皆勤賞・・!

よく、同じフェスで連続で出ることあまりないみたいな話を聞きますが、つくばロックは割と連続だったり何度も出演しているアーティストも多い気がします。もちろんそのなかでも新しいラインナップもしっかり組み込まれてて。そんなバランスも最高なんですが、今年は4年連続の浪漫革命が1日目の大トリを飾るなどしていて、連続出演だからこそアーティストにとってチャレンジになることをつくばロックで経験する、そんな関係性もめちゃくちゃいいなあと思いました。浪漫革命は今年活動拠点を大阪から東京に移したタイミングであったので、若いながらにフェスの大トリを務めるにぴったり、、、

浪漫革命、めちゃくちゃぶち上げてました!

そしてわたしが楽しみにしていた柴田聡子さんは今年つくばロック初出演。なのに想像通りつくばの雰囲気にほとんど馴染んでいて、のびやかで軽やかなとてもすばらしいライブでした。そしてわたしにとってはファースト聡子さんで、はじめてのサイドステップだったのですが、その語りの様子や口調もとても好きで、ゆらゆらと体を揺らし、サイドステップで心も揺らし、本当に楽しい時間でした。

るんるんでサイドステップをしました!

アーティストパスのドラゴンボールも、アーティストとの関係性も、主催の伊香賀さんの思いやりというかアイデアというか、粋なところが本当にすてきだなあと思います。
だからこそ、ライブ中のMCも心を許しているというか適度にゆるくて、アーティストの皆さん自然体でのびのびとパフォーマンスしてるのは納得の限りです。地元にもアーティストにも愛されているつくばロック。

聞いた話では、なんとキャンプ場の館長さんを毎年胴上げする時間もあるみたいで、知れば知るほど、なんてあたたかいフェスなんだろうと思います。(館長さんも高齢だそうなのだけど毎年絶対楽しみにしていると思いますね、、)胴上げステージは1日目の早い時間にやるので今年は見れなかったのですが来年はきっと目撃したいなあという気持ちです。

本当に天気良くて気持ちよかったなあ

DIYな工夫もたくさん

アットホームでフレンドリーなつくばロック。手作り感のある会場やコンテンツも大好きで、今年はオフィシャルのガチャガチャも体験してみました!ガチャガチャは1回300円で、缶バッジや過去のグッズが当たる宝くじのような感じで、私は缶バッジが当たりました!そして友人が去年の手ぬぐいを当てて、わたしにプレゼントしてくださるサプライズ涙 去年買わなかったのを後悔してたグッズだったのでとても感謝とても感謝でした。1人でガチャガチャするのもいいですが、みんなでガチャガチャするともっと楽しいですね。(缶バッジはポーチに付けて、手ぬぐいは各フェスで活躍中です✌️)

そして、もう一つ好きなのは、いままでのヒストリーがみれるポスターエリア。会場の入り口を入ってすぐの通路にずらりと並ぶポスターはつくばロックの歴史と思い出の空間になっていて、「この年にもこのアーティスト出てたんだね」とか「この年から遊びに来てるなあ」とか、フェスと自分のつながりみたいなものを感じることができるのがいいなあと思います。

風鈴には今年の出演アーティストの名前が載っています

さらにつくばロックは、つくば大学の学生さんだったり地元の有志の方々、ボランティアで運営されているそうで、写真や映像も有志のスタッフたちさんたちで手づくりで制作されているんだそうです。
学生さんに至っては大学のサークル活動の一環として脈々と歴史を紡いでいるとのこと。先輩から後輩へ、後輩から未来の後輩へ。そうやって続いて16年。。。そんな関係もとてもすてきだなあと思います。

たぶんスタッフのみなさま(と思われるけど違ったらすいませんw)の集合写真の様子

高校生以下が無料というのもつくばロックの太っ腹なところで、学生の時に経験した生の音楽体験ってやっぱり特別だと思うし、大学生以上になった時にスタッフで関わるようになったり大人になってもみんなで遊びに来て再会し合えるような場所にもなっているんだなあと思うと、本当に大事に大事に続いていってほしいフェスと心から思います。

2年目の参加にして、ますますお気に入りのフェスになりました。タイトルにもしたんですが、好きになる・愛されるには、やっぱりその理由がちゃんとあるんですよね。

キッズが遊べる遊具もあったり、
こういう遊び心があるのもグッときます

夏フェスはじめはつくばで

個人的に6月までの野外フェスと7月からの野外フェスって気温もグッと上がって太陽のぎらつきも変わって、疲れ方というか体力の失い方が全然ちがうなと思っていて、だからこそ7月からの本格的な夏フェスシーズンに入ってどう体を慣らしていくかってめちゃくちゃ大事だと思っています。つくばロックは、フジロックの大体1週間〜2週間前に開催されるので、フェスの準備運動的にもおすすめだと勝手に思っています。笑

安定的なラインナップにフレッシュな音楽もあり、今聴くべき音楽がある。そして、東京からも車で2時間少しと、アクセスもすごく大変ではないことと、なんといっても野外で、ちょうどよく休めてちょうどよくがんばったりもできて、人混みの圧迫感もなく、空気もおいしく、極め付けにはスタッフさんや出店者の方がやさしい!!やっぱり夏フェスはじめにはつくばロックを推したいなと思いますね。

ただ、つくばロックでの要注意点はぶよとアブです。足を刺されたら最後、ひどいときは病院送りになる程、腫れあがります。「虫除けはこまめに!」そして、日差しにまだ慣れきってない体を野外に晒すことになるわけなので、「日焼け止めは2度塗り!」このふたつを肝に銘じておけば大丈夫です。わたしも今年はセーフでした!(去年は思いっきり日焼けしてしまって泣きをみました)

最後に今回一緒につくばロックに行ってくれたラブリーなお2人にはとっても感謝の気持ちです。2人のおかげでよりつくばロックが好きになりました。運転もありがとうございます。また来年も!!!

「ついに来たな・・」を語る背中

おしまい

GFB(つくばロックフェス) 概要

開催日時:2024年7月13日(土)/ 14日(日)
会場:石岡市つくばねオートキャンプ場
料金:(一般)1日券:7,500円/2日券:14,000円 ※茨城券別途あり
出演:
7月13日
SuiseiNoboAz / DENIMS / 柴田聡子(BAND SET) / Rega / TENDOUJI / 浪漫革命 / ザ・おめでたズ / 奇妙礼太郎 / チーナ / ハシリコミーズ / Khaki / シャッポ etc
7月14日
片想い / スカート / toconoma / Laura day romance / 荒谷翔大 / ゆうらん船 / Summer Eye / downt / kurayamisaka / 幽体コミュニケーションズ / えんぷてい / 猫戦 / xiexie etc
主催 / 企画 / 運営:Rocket Dash Records
後援:石岡市
協力:つくばねオートキャンプ場 / y-agency / MUSIC PLANT ,LTD / DIARIES / kitchen soya / club SONIC / 関鉄観光株式会社 / LIGHTS OUT / 内山建設
公式サイト:https://gfbfes.com/
X:https://twitter.com/gfbfes
Instagram:https://www.instagram.com/gfbtsukuba/

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