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マインドフル・ボディ・プロジェクトVol.4 : MFJ夜桜観覧からの日本マスターズ水泳出場の件 〜 本音で言うよ、「その時慌てても間に合わん!」

先週土曜夜はMFJ2期の初回授業、その10時間後、日曜朝はマスターズ水泳大会。ライフワークの2つのイベントに向けて、僕がどのよう準備を進めたかについて書いてみる。

1 結果について

 冒頭写真左はMFJでの僕の装い。テーマはスクールの仲間と行く夜桜観覧。僕は黒いハンチングベレー。CEO政近、ディレクター中川、そして、シチリアから参加の僕の妹もベレーを被っていた。事前相談無く生まれたこのリンク。嬉しい。

 写真右はその翌日、日本マスターズ短水路大会(千葉)でのスタートの瞬間。バタフライ優勝、メドレーリレー3位と、嬉しい結果を出せた。

 大会のことで、CEOやディレクターに気を使わせたくなかったので、政近に伝えたのは日曜午後、結果報告の時。とても喜んでくれて嬉しかった。

 MFJでボディを語る機会を得てから、水泳や運動は僕自身のものだけではなくなった気がする。相対的な結果を求めるのではなく、自分に誇れるパフォーマンスを続けること、僕の取り組みの結果を示すことが、オフィサーとしての僕の覚悟になった。

2 基本方針

 2つのライフワークイベントのどちらも疎かにしない。つまり、片方をもう片方の言い訳にしない。宮本武蔵風に言うならば、1本の剣を扱うように、2本の剣それぞれを大切に扱うということ。

 ベースとなる体調管理ができないと、どちらにも良い結果は出せない。だから、直前の3週間はいつもより身体の声に注意していた。土日を含め、MFJの打ち合わせがほぼ毎日夜中1時半頃迄続き少し寝不足だったので、1週間ほど練習を休む期間を設けた。休む時は全力で休むのだ。

尚、リモート講座への臨み方については、前回のVol.3に書いたのでもしまだ読んでなければ。ヘンジン、とのお褒めを頂いてる内容(笑)

3 土曜の過ごし方(授業までの時間)

 まず金曜に僕が書き出した「持ち物リスト」と「やる事リスト」がこれ。漏れ無く準備するには、想像力が全てだと思う。

【水泳大会】
  選手証
  レース用:水着、ゴーグル、キャップ、(シリコンとメッシュ)
  ウォームアップ用:水着、ゴーグル、キャップ(シリコン)
  タオル(3)、クリーム、ジャージ、短パン、ビーサン、靴下
  ヘッドフォン
  ナッツ、コーヒー、白湯、果物、プロテインバー


【MFJ】   
   参加者からの質問などへの対応
   運営での確認など
   装い写真撮影(正面、横、アイテム)、撮影用背景布地
   自己紹介文作成と練習(時間計測も)
   最初の10分の運動プログラム
   参加者名簿の確認
   スタンディングデスク、ライト、椅子、脇机
   カフェインレスコーヒー、お白湯
   背景準備(衝立とグリーンバック)写真映るかzoomで確認
    (こっちは To Do List ね)

そして、実際に準備したスケジュール表。やはり想像力が大切。

1000〜1130 食糧買出し(昼、夜、水泳大会用)1.5時間
1130〜1200 予備 (スーパーが混んでた場合の時間を吸収等)0.5
1200〜1430 ランチ、自己紹介文、リモート用の設営 2.5
1430〜1530 大会荷物準備と母の世話1.0
       (補足:90歳リウマチ持つ母、さすると痛みが和らぐので)
1530〜1630 軽い自重トレーニングと夕食準備 1.0
                     (補足:大会前日は身体に刺激を入れておく)
1630〜1800 お風呂➡︎装い撮影.  1.5
1800〜1900 夕食 と片付け  1.0
1900〜1945 予備 (必要に応じて設営・撮影の続き) 0.75
1945            ズーム入室

*都度、CEO/ディレクターと打合せを行う

4 MFJ授業

 2期初日は大いに盛り上がり、希望者が残った夜桜会が終了したのは翌午前1時30分頃。その90%の時間、僕は立って参加した。立っている方が、身体のバランスと柔軟性に良い影響があるから、大会に向けてという意味も込めて。

 その後、政近と僕はチャットを通じて、フォローアップの意見交換や打合せを行った。最後のチャットのやりとりは午前2時27分だった。

 そして、もう一度湯船に浸かり、ベッドに入ったのは3時過ぎ・・・
3時間後の6時に目覚ましが鳴った。
 

5 大会

 練習量は十分とは言えず、僕にとり、コロナ自粛で2年振りの大会。期待と不安が半々。しかし、前日のMFJで受け取った元気をエネルギーにして泳ぐことができた。泳げることに感謝。

 個人種目は25mバタフライのみ。スプリンターの僕にとり、スタートの反応の速さは強力な武器となる。25mのレースはそれを確かめる良い舞台。これはスタート台から飛び出す瞬間の写真。中央青い水着が僕、その右はライバルのY田選手。僕は既に身体がほぼ直線、右脚は蹴り終わり、足指が「スタート台を最後のひと押し」状態で、左脚は高く空中にある。Y田選手はまだ右脚で蹴っている最中の為、膝が曲がっていて、左脚も台から殆ど離れていない。この差。

 水中での2人の泳力はほぼ互角。だからスタートの反応が勝負。その差は0.1〜0.15秒程。距離にして30cm未満の世界。



6 「その時」に慌てても間に合わない

 「その時」になれば、誰でも気合は入るし頑張る。でも、それでは間に合わない。その時までに過ごした時間で、勝負は決まっているのだ。

 水泳であれば、スタート台に上がってから気合を入れるだけでは、むしろ身体が硬くなって反応が遅れる。だから、日常生活と練習において、どれだけ神経を研ぎ澄ませているかが問われる。例えば、僕は徒歩で信号を待っている時(運転してる時はやらないよ)、青になった瞬間に動き出す練習をいつもしている。また、歩きながらは、走り幅跳びで白線を踏んだら失格になるのと同じく、アスファルトの繋ぎ目や、敷石の縁に触れない様にギリギリでつま先をつけるかどうかに挑戦している。

 装いも同じ。MFJで課題が出てから考えても間に合わない。毎日の装いのひとつ一つを課題と見立てて装うことが大切だと思っている。忘れてはならない。僕らはより良い人生の為に装いを学んでいるのであって、課題の為に学んでいるのではないから。

 結局、日常をどれだけ大切にできるか、それが「その時」に慌てない秘訣なのだと思う。

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