学びの場、だけでなく僕の考える他人との距離感、そして関わり方の基本について
あらゆる場において他人との距離感、そして関わり方は難しく思えます。離れ過ぎも、馴れ合い過ぎも、どちらも良くないだろうと言うことは察しが着くのですが、じゃあどういう感じで行けば良いのか、ですよね、難しいのは。
僕は卵をイメージしてこの課題を整理してきました。まぁ、自分なりのガイドラインみたいなものです。
これは、一人ひとりが自分の殻に閉じ籠り、対話もなければ、化学反応も起きていない状態。ここからは何も生まれないなって。
だから、さぁ、自分の殻を破って他者と関係しよう、ということになります。
さぁ、殻が破れ、人間の中身が出てきました。ここで、黄身は大切な自分自身の象徴。ここはしっかり守りつつも、その周辺部分である白身は他者の混ざり合っています。
そう、これが理想的な状態。
黄身同士は近寄ったり離れたりしますが、常に独立しています。これが大切。
ところが、付き合いが長くなったりして馴れ合いが進むと、よく言う「仲良しこよし」のベタベタした状態に陥ってしまいますよね。それはこんなイメージ。もう、自分の黄身なんだか貴方の黄身なんだか一緒くた。あれをするのも一緒。これをするのも一緒。スクランブルエッグは美味しいけれど、人間がこれでは困ってしまいますよね。
美味しくない関係ですね。
そして、その場に新しい人が後から参加したら、こんな感じですよね。
もう、どろどろの溶き卵の中に、自分だけ黄身をしっかり持っているって、ほんと疎外感だったり、居心地が気持ち悪くなったり・・・・。
選択肢は、この場から去るか、自分も溶き卵になるか、じっと我慢するか。なんかなぁ、ですよね。
自分自身を振り返ってみると、37年の会社員生活においても、組織に染まり切るのが怖かったし、土日などの時間は一人で過ごすことを大切にしていました。誰かと会うとしても、「仕事以外の人と」を意識していました。僕が所属していた会社には素晴らしい方々が多かったのですが、それとこれとは別かなぁって。だから、会社を卒業しても、寂しいとか遊び相手がいない、なんてことがなく、有難いなぁって感謝の毎日です。
そして、今日と明日は、スクランブルエッグを食べ続けることになりました。
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