わたしの推しをすすめる。③ 鮎釣り
『さとゆみライティングゼミ』での課題
”わたしの推しをすすめる”をテーマに書く練習。
今日は、1000文字ぐらいで書く。
明日は、その記事を半分の500文字にしてみる実験。
※文字数が多いから、態度を変容できるとは限らないはず。
情報を削っていった先に、どちらがゴールに近いのか?検証する。
ゴール設定。鮎釣りを新しい趣味にしたいなと思ってもらう。
読者設定 30〜40代男性
設定雑誌 人生を変える大人趣味 ムック本
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『 清流の女王、天然鮎を釣る。』
セミの声が響きわたる,奈良県の秘境、十津川村。熊野詣の聖地である山々から流れ出した水が、蒼く澄んだ、清流をつくりだしている。
そこで育つ鮎は、体高があり美しい。まさしく、清流の女王の名に相応しい。
9メートルの長さの竿に、細い糸を結び、その先に”生きたおとり鮎”をつけて、釣るという”友釣り”をはじめたのが4年前。
鮎釣りは、50代〜60代の男性がするもの。というイメージが未だ強い。
あの”全身タイツのようなもの”を着ることへ抵抗がある人も多いだろう。
しかし、近年ではライトスタイルという、タイツに短パン、Tシャツで気軽にはじめられるようになり、30代〜40代の釣り人も増えてきている。
私もライトスタイルで楽しんでいる。
鮎釣りが解禁するのが、6月初旬。禁漁となる10月頃までがシーズンである。
そして、盛期シーズンは夏。蒼く輝く水面が、キラキラと流れる清流に立ち込み、竿をだす。日差しが強くなってきたら、帽子で川の水をすくい、頭から豪快にかぶる。また、休憩の時には川に飛び込み、体をクールダウンさせるのだ。
ここで、友釣りの説明をすこし。鮎は、縄張りを持つ香魚である。縄張りに侵入してきた鮎を、体当たりして追い払う習性をつかって、針に引っかける日本古来の漁法である。
そして、鮎釣りの魅力は、そのかかる瞬間にある。水中で鱗がギラッと光る。と同時に、竿がググッと大きく曲がる。糸の太さは、0.06ミリの金属糸。髪の毛が0.08ミリなので、極めて細い。20センチを超える魚体になると、大の大人が、右へ左へ引き釣り回される。
秘境の清流で、鮎との真剣勝負。無理に引くと、糸が切れてしまう。
そうなれば、心もプツンである。そのさじ加減を見極め、相手が弱った瞬間、右手で竿を大きく持ち上げ、左手にタモを構える。
次の瞬間。水面ギリギリを、低空飛行で”鮎、2尾”が飛んでくるのだ。
そして、タモにキャッチした瞬間、スイカの匂いが香る。元気で強い鮎からは、強いウリ科植物の匂いがするのだ。香魚といわれる所以である。
清流の女王との勝負を、一度体験すると忘れることはできない。
だからこそ、私は生涯の趣味となったのだ。
桜が散る4月。解禁日まで2ヶ月をきると、全国の鮎釣り師は、仕掛けを作り出す。心はもう、あの夏の清流にある。
文字数 955文字
書いた時間 1時間45分
カメラ Galaxy Note20 Ultra 5G
ライティングメモ
・だいたい1000文字というボリュームが体感としてわかってきた。
・9日続けて記事を書いたが、悪いクセとして句読点を打ち忘れる傾向がある。息を止めて書いているため、読者も息がもたない可能性大。
・熱が高い時ほど、書くリズムと、呼吸のリズムを合わせてみよう。
※これは絵を描く時も、カットをする時も同じである。肩に力が入りすぎるとよくない。程よい緊張感と、力を抜いて。
・明日、この文章を500文字の半分の文章にしてみるとどうなるか?実験。
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