魚座は世界をどう見ているか
すべて個性的で性質や特徴も異なる12星座(サイン)
星読みの世界の探求を深めていくごとに、面白い世界だなと感じています。
12星座(サイン)はすべて個性的で性質や特徴も異なりますし、
ホロスコープで扱う10天体もそれは同じです。
それらが組み合わさってできている出生時のホロスコープ(ネイタルチャート)は
一人ひとり違っていて個性や才能のきらめきが垣間見えて、
どのチャートもとても興味深いものです。
中でも12サインは人の発達心理の成長の過程を示していたり、
前のサインを否定しながら進んでいくなどの面白い部分があります。
各サインの性質や特徴などをより深めていきたいと思い、
しばらく12サインについて書いてみることにしました。
自分の実感のあるものから、ということで、今回は私の太陽星座｢魚座｣についてです。
魚座的な資質とは？
太陽星座はその人の中心であり、社会に向けていく姿や理想像、才能のありかなどを示しています。
子供のころ、いわゆる普通の｢星占い｣で自分の太陽星座が魚座と知ってから
ずっと、魚座的資質は感じてきました。
たとえば、
■人との境界線が引きづらく、人の感情や思考のエネルギーを受け取りやすくてしんどくなっていまう
■そのため大人数のいる場所(学校など)や人混みは苦手
■人や他の動物の苦しみも感じ取ってしまうことがある
■スピリチュアルな世界や見えない世界に興味津々
■非常に慈愛深い部分と冷淡な部分など、いろいろな面での二面性
■｢ワンネス｣の考え方(すべてのものはたった一つのエネルギーからなっている)を実感できるというか、抵抗がない
■自由がとても大事で、束縛されるとエネルギーが枯渇する
■現実的なことが苦手(お金の得方、使い方、対人関係スキルなど)
私が実感している魚座的資質はこんなところでしょうか。
このような資質を持っていると、地球の物質世界はかなり｢生きづらい｣場所です。
とくに学校は苦手でしたが、今思えば
●たくさんのことが決められてしまっていて自由がない
●大人から訳の分からないルールを押し付けられる
●たくさんの人のエネルギーと同調してしまったり、圧倒されたりする
などがつらかったのだと思います。
そして中にはとてもエネルギー(感情や思考、肉体的なエネルギーなど)が強い人もいるわけですから、
圧倒されて縮こまってストレスを感じてしまうことも多かった気がしています。
魚座にとってこの世界は
｢魚座はとても繊細｣と言われますしそれも実感していますが、
そういう人たちにとって学校やピラミッド型の会社などはかなりつらい場所だと思います。
一日の大半をそういう場所で過ごさなければならなかった学生時代は、
｢世界は生きづらくストレスフルなしんどいところ｣だった気がします。
ですので、学校にいるときは無意識に感覚をオフにしていた感じがあります。
感情スイッチを切って何も感じないふりをしたり。
それでもエネルギー的にだいぶつらかったとみえて、
中学まではなんとかがんばって通っていましたが、
高校になると遅刻、欠席がぐんと増えました。
あのころは｢学校に行かなきゃ｣と｢しんどい場所に行きたくない｣
｢行くエネルギーがない｣などの思いでもういっぱいいっぱいでした。
ストレスが溜まりすぎて母親や妹に当たったりして本当に悪かったなと思います。
もしも今学校で疲れ果てて家族に当たるようなお子さんがいたら、
｢エネルギーに敏感で学校がつらいのかも｣という部分も考えてあげたほうがいいかもしれません。
大人になってからも、スピリチュアルな世界を学び始める前は
｢世間に合わせなければ」と思って苦闘を続けていました。
スピリチュアルな考え方、視点を知ってやっとこの世界で生きる意味も分かり、
エネルギー的な防御策なども知ってなんとか楽になれたと思っています。
魚座の資質を生かして生きていくには
もしも今の学校制度がなく、幼い頃から魚座的な資質や才能を認めてもらって
伸ばしてもらえるような教育を受けていたなら
どんなに楽しく生きやすかったかと思います。
そうすれば学校制度に合わない自分に対する価値観が低くなったり、
自己嫌悪がひどくなるようなこともなかったでしょう。
水瓶座、魚座あたりは本当に現在の学校制度には合わない人たちなのではないかと感じます。
ただ、今の日本がこういうところだと知っていて
それを体験するためにやってきたわけですから、
誰にも文句は言えないとは思っています。
また、これまでの｢地の時代｣ではこういう大人に従う子どもを作る目的の学校制度が当たり前でしたが、
これからの｢風の時代｣ではもっと自由に個性や生まれ持った才能を大切にする教育へとシフトしていくはずです。
そのような小規模な(個人的な)フリースクールなどがあちこちに増えていき、
気がつけばいつのまにかそちらが主流になっていた、といういことになりそうです。
おそらく私はあんなしんどい時代を経験したかったというよりは、
この｢時代の変わり目」を見てみたかったのかな、と思います。
そのためには、まずしんどい時代から体験する必要があったのでしょうね。
個人的な話が多くなってしまいましたが、
世の中の魚座さん(太陽や月星座が魚座、天体が多く集まっているなど、魚座に縁の深い方たち)にはこういう方が多いかもしれません。
魚座は基本的に自由で繊細で、人の感情や見えない世界に意識や興味が向きがちなので、
｢現在の学校制度やガッチリしたピラミッド型組織の会社では生きづらい人たち｣
であり、
｢スピリチュアルな考え方や心の領域を学んだり、芸術性を発揮しながら生きていく｣もしくは
｢場合によっては世間とはちょっと距離を置き、自分の世界を追求していく｣
と自分らしく生きられると言えると思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
画像：maggyona(Pixabay)
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