【妻の産前にしておきたいこと】妻、子、親、仕事、自分。価値観の優先順位をつけておく

現在進行形で子育てに悩みながらも、二児の父となり、多少なりとも経験値を積んだ私が、これから父親となる方に自分の経験を語る。

育児が始まると、産前はものすごく時間があったと感じる。これは産前には気づけないことだったが、振り返れば猛烈に時間があった。

仕事がどれだけ忙しくても、家に帰れば自分のタイミングでトイレに行け、入浴でき、眠れる。

これは産前までしか許されない自由である。

産後は「まとまった時間」というものは、ほぼ皆無になる。さすがに細切れな時間は工夫次第で見つけられる。しかし、それが5分で終わるのか、2時間続くのかはわからない。

子どもが寝たと思っても5分で起きたり、逆にすぐ起きるだろうと思っても2時間寝たり、自分の意思でまとまった時間を確保することは不可能となる。

5分とわかっていればネットサーフィンをする、2時間とわかっていれば読書をする。そんなふうに余暇を過ごしてきたとしても、産後は、突然、短いのか長いのかわからない時間を差し出されたときに、疲れもあいまって有効活用することはなかなか難しい。5分のつもりのネットサーフィンを2時間してしまったり、読書に集中し始めたら5分で中断されていつまで経っても同じところを読み返したりする。

産前に、仕事や家事でどれだけ忙しいと感じていても、産後と比較すれば圧倒的にまとまった時間がある。

考えごとをするには貴重な時間となる。ぜひこの時間で、様々なことを準備しておきたい。


オススメなのが、価値観の整理である。

たとえば、妻、子、親、仕事、自分とあったときに、どの順番で大切にするだろうか?

妻の体調が悪いとき子どもが妻に甘えてきたらどうするか? 妻にがんばれと言うか、子どもを引き離すか?

妻と自分の親が育児に対して異なる意見を持っていたらどうするか? 妻に経験のある親の言うことを聞けと言うか、親に我々のやり方を尊重しろと言うか?

子の体調が悪いとき大切な仕事があったらどうするか? 子を病児保育に預けて仕事をするか、評価を下げ同僚に迷惑をかけてでも仕事を休むか?

子へのストレスを抱え自分の我慢を超えたらどうするか? 精神を病んででも子を優先するか、妻に子を預け自分は休むのか?


様々なシミュレーションをしておくと、自分の価値観が明確になっていく。価値観が明確になると、あまり迷わずに生きられるようになる。

ただでさえ、24時間をフル活用して生きてきた産前を「時間があった」と思うぐらいに、産後は時間がない。あらゆることが適当になるし、適当にならざるをえない。

その「適当」、「適する当たり」はどのへんだろうか? どこには徹底的にこだわり、どこは力を抜いてもいい、と思えるだろうか?

その落としどころを確認するためにも、産前のうちに一度、自分の価値観と向き合っておきたい。

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