OOS進化ネクロ
こんにちは、きるかです。
OOS期において、ネクロマンサークラスには進化、進化ラスワ、ラスワの3つのアーキタイプが存在しています。この中で進化ネクロが最も母数が少ないのですが、私は大量にドローすることによる再現性の高さを評価しています。7tには山札が優に20枚以下になっており、高い確率でパーツを集めることができます。以下、進化ネクロについて私なりの意見を書いて行きます。
レート戦績
対エルフやネクロマンサーへの勝率はそこそこですが、再現性の高さから他のクラスへ安定して高い勝率を出せています。
採用カード
上記のリストが、私が直近で使用しているものです。ドローに重きを置いた構築となっており、環境に多いエルフへのメタカードとしてセレストマグナを1枚採用しています。
確定枠
上記36枚が個人的に確定枠だと思っているカードです。以下、特筆すべきカードについての説明です。
妖しき薬師・シャオ---このデッキはネクロマンスを10,20消費することが非常に大事なので、それに貢献する札を減らすのはあまり良くないです。
荒天の雷神---対AFネメシスに強いアクセラレート、デッキ圧縮のできる結晶が偉いことに加え、ケルヌンノスからリアニメイトする第二のフォロワーとして非常に優秀です。
ボーンドミネーター---手札の不要なカードを捨てることで、1コストで2回復1枚ドロー2墓と使いやすいカードです。一見手札を捨てることはデメリットにも見えますが、手札が溢れるのを防いだり、序盤のシャオからスージーをリアニメイトできたりとメリットも大きいです。
選択枠
上記のカードから、残り4枚を採用していきます。
記憶の軌跡---盤面に2体のフォロワーがいないとプレイできませんが、手札を減らさずに回復とドローが行えるカードです。ボーンドミネーターと似たような効果ですが、プレイ条件やゲームへの貢献度から、個人的にはボンドミ3枚目>記憶1枚目の順で評価しています。
スカルバンデット---序中盤に盤面干渉することができるフォロワーです。序盤から盤面干渉してライフカットしていきたい場合に採用候補となるカードですが、意外となくてもどうにかなります。
死門を繋ぐ者、荒天の雷神、ボーンドミネーター---選択枠の中でもドローに関わるカード群です。迷ったらここを増やしておくのが良いと思います。前者2枚はボンドミで捨てることができるのも評価が高いです。ボンドミの3枚目はたまに捨てるカードがなくて困りますが基本的に引きたい場合の方が多いので採用することをお勧めします。
デッドスタンピード、グリームニル---追加の打点カードです。ただ、どちらも侵入ケルヌンレイダー達よりも弱いので、ドローカードを増やしてこれらのカードを引きやすくした方がいいと思います。採用するなら、ボンドミで捨てられるグリームニルの方がいいと思います。
セレストマグナ---対エルフはセッカやラティカを、対ネクロは侵入や一刀を、対AFパラダイムやインパルスを、対ビショはホリセを封じることができます。1ターン貰うことでリーサルを取れたりすることも多く、ゲームの勝敗に大きく関わることもあるので採用しています。ドロー枚数が多いデッキなので、1枚でも割と仕事をしてくれますが、価値を重く見るなら2枚までなら採用してもいいと思います。
マリガン
共通単キープ
ルナ、雷神(?)
共通セットキープ
1コス生き物+ソウルガイド(打てそうなら)
先攻単キープ
死門
後手単キープ
静謐、レイダー
序盤は墓をためながらドローをしていきます。雷神もその役割をこなしてくれますが、最も強いのは1コスト生き物にソウルガイドを打っている時なので(?)としています。だいたい持っていいような気もしています。
後攻では4tに進化を切りたい静謐の墓守、手札が一枚多いのでフィニッシャーのスケルトンレイダーもキープします。
ベルエンジェルについては、ドローの変換が遅いのと中盤にも役割があるので返しています。
ゲームの指針
序盤
ドローを進めてパーツを集めていきます。手札と相談しながら、稀にテンポを取るためにシャオや静謐を出すこともあります。
中盤
基本的に静謐の墓守進化+ネクロマンス6消費でスージーの直接召喚条件を満たしますが、稀に6+6で消費ネクロマンス10達成することもあります。消費ネクロマンス20に向けて準備していきます。
終盤
ケルヌンノスの消費したネクロマンス20効果やコストの下がったスケルトンレイダーで一気に相手のライフを削り切ります。リーサルターン前はベルエンジェルやソウルガイド、クランプスを上手く使って、スケルトンレイダーの餌を残すようなプレイも意識すると良いでしょう。
使い方に気を付けるカード
霊体の侵入---盤面処理にも使えますが、3点は大きいので顔に行く意識を高めに持ちます。
ケルヌンノス---序盤の手札入れ替え、中盤のスージー蘇生でももちろん強いですが、終盤の疾走リアニメイトが最も強い使い道なのでできる限り温存したいです。稀に、守護であることを評価してレイダーより雷神のリアニメイトを優先することもあります。
クランプス---墓を稼ぎながらドローできるカードですが、自分の盤面を破壊する効果も非常に重要です。リーサルターン前に盤面を弱くしたり、リーサルターンにも狭くなりがちな盤面を空けたりスージーのバフを疾走に乗せるために使います。コストが余ったからと言って、適当に切らずに温存することも考えましょう。
各対面のポイント
対エルフ
中盤以降、相手のフェアリーが残るようにわざと自分の盤面を弱くすることが多いです。レイダーの餌になるのはもちろん、セッカカウントの抑制やラティカ12プレイを達成させづらくすることも狙いです。ラティカリーサルが怖いかもしれませんが、次のターンに勝てない場合はセレマグを投げても意味がないので次のターンに勝てる時まで温存しましょう。
対ネクロマンサー
一刀やレイダーの打点を抑えるために盤面を弱くすることも考えながらプレイしていきます。ベルエンジェルや雷神を出すことで疾走カードをライフへ通りづらくすることもあります。特に対ラストワードネクロマンサーの場合は、ラストワード10を達成させないことで打点を抑えることも意識しましょう。
相手の破壊したラストワードは6。一見自分のライフも少なく厳しい状況に見えますが…↓
ターン終了時の破壊したラストワードは8。ソウルガイドやクランプスを駆使して、相手の鎖状や一刀による打点を抑制しています。
対AFネメシス
手出しベルエンジェル裏のフォロワーに触りづらいので中盤に盤面形成をすることも考えます。雷神は1枚目はだいたい結晶で切ってよいですが、2枚目以降はギガスファクトリーを割る手段として抱えることも考えます。アーティファクトの種類数が6にならない場合あまり打点が出ないので、種類数を特に意識しながら盤面形成や処理を行います。
破壊したアーティファクトの種類は5。これが6にならない場合ララミアでの4点AoEが起動できないので…↓
攻撃力が0のベルエンジェルで蓋をしました。相手がミリアムを持っていない場合は、破壊したアーティファクトの6種類達成が非常に難しくなっています。
対守護ビショップ
先4カルミアはそのまま敗因になりかねないので当たり先をなくすことも考えますが、後手4tにネクロマンス10消費を達成できなそうな場合はドローを優先します。手から打点を出しにくいクラスなので、相手の盤面を残してレイダーの打点にしやすいです。中盤盤面処理も兼ねてレイダーを切ることもありますが、2枚目がない場合に消滅されないようにソウルガイドやクランプスで自壊したり盤面を強くして消滅されても良いようにします。
RAGEの自分の配信卓より抜粋。クランプスでベルエンジェルを破壊してボンドミをプレイすれば先4カルミアの当たり先を無くすことができます。シャオ、ルナ、霊体の侵入のいずれかを引ければ後手4tに静謐の墓守進化+ネクロマンス6消費でスージーの直接召喚条件を達成できます。
RAGEの自分の配信卓より抜粋。スケルトンレイダーをプレイしないと盤面を返せなさそうですが、自壊カードもなく2枚目のスケルトンレイダーが見えていないため、ユピテルに消滅されてしまうと打点が足りなくなる恐れがあります。そのため…↓
RAGEの自分の配信卓より抜粋。ユピテルで消滅されても横のフォロワーが生存するように強い盤面を形成しました。これであれば、スケルトンレイダー消滅+低コストシロでなければ盤面が残りますし、消滅されなければ仮に全面処理されたとしてもトップからのケルヌンノスから十分に勝ちの目が追えます。
対混沌ウィッチ
混沌ターン前にケルヌン進化やベルエンジェルで盤面を形成したり、手札に雷神を抱えて置いたりします。
リーサル計算メモ
霊体の侵入3点
クランプス1点
雷神5点
スケルトンレイダー(4+x)点、xはレイダーを出してから破壊する相手のフォロワーの数
スージー0~2点、疾走にバフを乗せるために攻撃するタイミングを考える。
思考ステップ
ケルヌンノスが絡む場合は消費ネクロマンス20達成しているか、していない場合はできるか
↓
打点が足りているか
↓
盤面が足りているか
特にケルヌンノスが絡む場合は盤面が狭くなったり、スージーのバフ先に工夫が必要だったりするので注意。相手の盤面の体力が低い場合、レイダーレイダーよりもケルヌン(レイダー蘇生)レイダーの方が打点が出やすい。
リーサルが確定でなくとも、ケルヌンノスやクランプスのドローから打点札を期待して動き出すこともある。
また、先にスケルトンレイダーを1度走らせておくことでの分割リーサルを狙うこともある。
最後に
忌まわしき再誕とグリームニルナーフ後、進化ラスワを流行る前から触った上で純進化ネクロを評価し続けています。グリームニルがなくとも、工夫することでこのデッキは十分打点が出せます。たくさんドローできるのは気分が良いですし、スケルトンレイダーやケルヌンノスで相手の盤面もろともライフを削りきるのも非常に爽快なので是非使ってみてください。
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